ここは、サークル「鈴風堂」のちょっとした日記や突っ込みネタ。近況などを掲載するブログです。

リリカルマジカル18お疲れ様でした

 リリカルマジカル18に参加された皆様 お疲れ様でした。
 鈴風堂もサークルとして新刊+AC2014Autumnのカードを持って参加させて頂きました。

 今回のカードは前回の日記で掲載したベースカードのヴィヴィオ(チアバージョン)とオプションカード(フェイトコス)で、かなり手が込んだ物と思われてる感+どうやって作ってるの?という質問も頂いていたので簡単に説明します。


●用意するもの
・名刺サイズのカード(ベースカード)
 下地になるカードです。

・OHPフィルム
 プラスチックの透明板です。今はインクジェットやレーザープリンタで印刷出来るOHPフィルムもあり、今回はこちらを使っています。

・白塗料
 これはどこに使うか後で記載します。
 今回はこちらを使っています。


●作業工程
1.ベースとなる名刺のイラストと上に重ねるイラストを描きます。
 ※この時ベース部分の「隠さない部分」「隠す部分」の位置やサイズをあらかじめ決めておきます。

 静奈は面倒なのが嫌いなので先に
 「裸絵(お子様は見ちゃだめ~な絵ですね^^)」
 「チア服だけの絵」
 「フェイトのBJとツインテール追加絵」
 を作ってチアの服がフェイトBJで隠れる様にしました。
 

2.ベースイラスト完成
 ベースイラストというか名刺側を完成させます。今回グラフィックさんのオフセット+光沢PPを使っています。(光沢PPを使った理由は後で記載します)

3.名刺完成→フェイトBJ側イラスト完成。
 カードが印刷されてくるとそのカードに合わせてOHPフィルムへ印刷します。
 名刺カードサイズならA4サイズシートで10枚作成出来ます。

 ※OHPフィルムは紙印刷より薄い印刷になるので、レイヤーを重ね+乗算して濃いめにつくります。(後ろ透け防止)

4.絵の具塗り
 OHPフィルムに印刷したら実際に重ねてみます。
 ここで気になる箇所があります。
「名刺イラスト」の方がOHPフィルムより濃い色で塗られている箇所があるとそこが透けて見えてしまいます。
 又、OHPフィルムには特殊なプリンタでない限り「白色」が「透明」になるので白に近い色な程下地が透けてしまいます。

 なので、OHPフィルムで透けると困る部分だけを裏から塗ります。
(ここで白塗料を使用します。)
 白塗料についてですが、OHPフィルムは薄くて簡単に曲がるプラスチック板なので「修正液」「漫画で使うホワイト」「絵の具(水彩・油)」はうまく定着しないか乾燥後に割れてしまいます。

 でもこの白塗料は昔アニメーションがセルというOHPフィルムに似たプラスチック板を使っていた頃に使っていた塗料で、中にゴム製の素材が含まれていてプラスチック板にも塗れるし乾燥後も簡単には割れたりしません。(その代わり布系に付着すると取れなくなりますが…)
 又、塗料が乾いてもゴム製の素材が含まれていて吸着する場合があるので紙ではなく、より光沢と滑りやすいPP加工をおすすめします。
 
 今回はフェイトBJのスカート部分が透けてしまうので、その部分だけを裏塗りしました。
 (ちなみになのはのBJだとほぼ全身を塗る羽目になっていました)


注意点としてはOHP側で上書きされた時の事を考えて作る! といったところです。


 

 

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