ヴィヴィオの日記帳 そのなな
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- by ima
- 2007.10.29 Monday 16:29
話は少し前に遡る
「ヴィヴィオ、ここは危ない物たくさんあるから入っちゃダメだよ」
「うん♪」
地下管制室の隣にある保管庫の前でヴィヴィオと会ったなのはは、ヴィヴィオに言うニコッと笑ってヴィヴィオも頷いた。
なのははヴィヴィオの手を取って宿舎へと戻っていった
そして更に数日が経った時
「あれ?どうしたの?ヴィヴィオ」
「えっと・・・シャーリーさん・・」
「ここ危ないから近づいちゃダメだよ」
「うん・・」
デバイスの調整を終えたシャーリーが戻ろうとした時、ヴィヴィオが同じ場所で保管庫のドアの前に立っていた。
シャーリーもヴィヴィオの手を取って、なのはの所へ向かった
そして今日
【ヴーヴーヴー】
隊舎の中に突然アラームが鳴り響いた。
「何?どうしたの?保管庫に侵入者!?」
なのはは端末を見ると保管庫の中へ誰かが侵入したことを表示していた
(まさか・・・・)
一瞬嫌な予感がしたが振り払い、なのはは地下へと駆けだした。
「ねぇヴィヴィオ、前になのはママと約束したよね?『ここには近づいちゃダメ』って」
「・・・・」
なのはの予感は的中していた。
運良く近くにいたリインフォースⅡが部屋に飛び込んでみたところ、ある場所でヴィヴィオは正に今何かに触れようとしていた。寸前の所を止めることが出来た為、リインにもそしてヴィヴィオにも特に何も無かった。
保管物の近くに設置されているセンサーがヴィヴィオに反応して警報が鳴らせた様だ。
しかし・・
「ヴィヴィオ、こっち向いてママとちゃんと話して!!」
「・・・・」
ヴィヴィオの方を抱いて自分の方を向かせようとするが、ヴィヴィオは下を向いて何も言おうとしなかった。
「なのはママとの約束・・・守れないんだね・・・ヴィヴィオ・・・なのはママだけじゃなくてフェイトママもはやてちゃんやみんなにも一杯迷惑かけちゃったんだよ?わかる?」
「・・・」
何を言ってもヴィヴィオは下を向いたまま何も言わない
「ねぇ、ヴィヴィオ。みんなにはちゃんと謝ろう、ね」
なのはがヴィヴィオの頭に手を持って行き、頭を下げさせようとするがヴィヴィオは無言のまま逆らった。
「みんなにごめんなさい・・ねヴィヴィオ!」
「・・・・・」
(どうして?ヴィヴィオいつも私との約束破った事なんて無かったのに)
なのはは約束したことも、六課全員に迷惑をかけた事にも謝らず、無言で身体に力を入れ頑なに拒むヴィヴィオに・・・・・
・・・・・ほんの一瞬だけ頭に血が上った。
「あかん!なのはちゃんっ!それだけはあかん!」
ハッと我に返ると、そこにはヴィヴィオに対して手を振り上げた自分がいた。
手が振り下ろされる前にはやてが割って入り、なのはの振り上げた手を両手で押さえていた。
目の前ではギュッと目を瞑って震えながら立っているヴィヴィオ
「ねぇ、ヴィヴィオ。フェイトママと先にお部屋戻ろう・・・ね」
騒ぎを聞いて駆けつけたフェイトはヴィヴィオを抱きあげて地下管制室から出て行った。
しかし、その間もヴィヴィオはなのはの顔を見ることは無かった。
暫く経ってヴィヴィオの鳴き声がなのはにはとても大きく聞こえていた
~~日記自身が短めですので、話も短めです。大きく感情が動くとヴィヴィオはどんな風にするのかな?というのが私的なイメージになってしまいました。
ヴィヴィオってアニメでは5回くらいしか泣いてなかったので
しっかり後をまとめられるか少し心配です~~~
Comments
>錯乱坊様
既に答えを出しちゃってるので、ある意味ベタかもしれませんが、日記帳じゃなくてSSになってしまったのが少し稚拙だったかなと思ってます
>ショウ様
日記帳シリーズで初の前後編です。
なのはにがんとして謝らないヴィヴィオの理由を書ければ良かったかもしれません
先が気になりますw
続きが気になります、早めの更新を望みます、頑張って下さい。