1話 優しさがゆえに
- キャロSS 守りたいものはありますか? > 第01部 さよなら
- by ima
- 2007.08.30 Thursday 14:48
「どうしてこんな事に・・」
「・・・・」
「もっと速く気づいていれば・・・もうっ!」
「うっさい!スバル! ちょっとは静かにして。みんな同じ気持ちなんだから」
「うん・・ごめん・・・・・ティアナ」
スバル・ナカジマは同僚のティアナ・ランスターの叱責をうけて近くにあった椅子に大人しく座った。
スバルの周りは機動六課のフォワード隊、隊長の高町なのはとフェイト・T・ハラオウン、副隊長のシグナム・ヴィータ、そしてスバル・ティアナと行動を共にしていたエリオ・モンディアルが神妙な面持ちで座っている。
「・・・・」
「もっと速く気づいていれば・・・もうっ!」
「うっさい!スバル! ちょっとは静かにして。みんな同じ気持ちなんだから」
「うん・・ごめん・・・・・ティアナ」
スバル・ナカジマは同僚のティアナ・ランスターの叱責をうけて近くにあった椅子に大人しく座った。
スバルの周りは機動六課のフォワード隊、隊長の高町なのはとフェイト・T・ハラオウン、副隊長のシグナム・ヴィータ、そしてスバル・ティアナと行動を共にしていたエリオ・モンディアルが神妙な面持ちで座っている。
そしてあと1人・・・
時間は数時間前、本局から六課へレリックらしきロストロギアの発見という報告から始まった。
その報告を受けて機動六課部隊長の八神はやては
「まだガジェットドローンの接近報告もないからさっさと行って終わらせようか」
と余裕のある感じで出動命令を出した。
幸い発見場所が機動六課からさほど離れていない廃棄都市だったこともあり、なのはをはじめ全員が向かった。
『こちらスターズ03ロストロギアらしき物体発見しました。レリックでは無いようです』
『了解それじゃキャロ封印処理お願いね』
『了解しました。』
報告の後、スバルは少し残念そうに呟いた。
「残念・・・レリックじゃなかったか・・・」
「良かったんじゃない?レリックじゃなくてもロストロギアには違いないんだから」
緊張が抜けてその場に座り込んだスバルにティアナも突っ込みつつ、クロスミラージュを待機状態に戻してスバルの横に座った。
リインフォースⅡに聞きながら封印処理をしているキャロとその向こう側でなのはとフェイトがはやてと打ち合わせをしているのが見える。
「でもこんな無人の廃棄都市にどうしてロストロギアが現れたんでしょうか?」
「う~ん・・・帰ってから調べてみればわかるんじゃない?」
「そうですね」
エリオも少し落ち着いた様だ。キャロと通信していたリインフォースⅡを眺めていると『よくできました~』を声が聞こえた。どうやら終わったらしい
ロストロギアを持ち帰る必要はあったが、そのロストロギアを狙って襲われる危険性も無かった事で、スバル達の任務はほとんど終わったモノと思い緊張感が解けていた。
ほぼ同時にで待機していたシグナムとヴィータも警戒を解いた。
「任務完了、みんな~それじゃいまから帰投するよ~」
「「「「はいっ!」」」」
そして、全員がヘリに向かおうとした瞬間
「キャッ」
と小さな叫び声と共に『ドォォォォン』と地を震わせるような音と爆風がスバル達を背後から襲った。
咄嗟になのはとフェイトがレイジングハートとバルディッシュでシールドを張りスバル達を守る。スバルも吹き飛ばされそうになるティアナを支えながら
「ええっ?何?」
「わかんない!急に後ろで」
「砲撃された!!」
瞬間の出来事に焦りながらも飛ばされないようにバランスを取るスバル達。
3人とは別になのはとフェイトはシールドの先、爆風の奥を睨んでいた。
『ォォォォォォン・・・・』
爆風が去った後、そこには人影があった。
しかしそれは
「「「キャロ!!」」」
一番後ろにいたキャロが『ドサッ』という音と共に倒れた。バリアジャケットは解除され、制服も原型が判らない程ボロボロになった姿だった。
「キャロッ!!しっかりして!キャロッ」
「キャロ」
全員が駆け寄りキャロを呼ぶが、倒れ落ちた身体はピクリとも動かなかった。
キャロの倒れた場所が徐々に赤く染まり小さな水たまりを作り始めていた。
時間は数時間前、本局から六課へレリックらしきロストロギアの発見という報告から始まった。
その報告を受けて機動六課部隊長の八神はやては
「まだガジェットドローンの接近報告もないからさっさと行って終わらせようか」
と余裕のある感じで出動命令を出した。
幸い発見場所が機動六課からさほど離れていない廃棄都市だったこともあり、なのはをはじめ全員が向かった。
『こちらスターズ03ロストロギアらしき物体発見しました。レリックでは無いようです』
『了解それじゃキャロ封印処理お願いね』
『了解しました。』
報告の後、スバルは少し残念そうに呟いた。
「残念・・・レリックじゃなかったか・・・」
「良かったんじゃない?レリックじゃなくてもロストロギアには違いないんだから」
緊張が抜けてその場に座り込んだスバルにティアナも突っ込みつつ、クロスミラージュを待機状態に戻してスバルの横に座った。
リインフォースⅡに聞きながら封印処理をしているキャロとその向こう側でなのはとフェイトがはやてと打ち合わせをしているのが見える。
「でもこんな無人の廃棄都市にどうしてロストロギアが現れたんでしょうか?」
「う~ん・・・帰ってから調べてみればわかるんじゃない?」
「そうですね」
エリオも少し落ち着いた様だ。キャロと通信していたリインフォースⅡを眺めていると『よくできました~』を声が聞こえた。どうやら終わったらしい
ロストロギアを持ち帰る必要はあったが、そのロストロギアを狙って襲われる危険性も無かった事で、スバル達の任務はほとんど終わったモノと思い緊張感が解けていた。
ほぼ同時にで待機していたシグナムとヴィータも警戒を解いた。
「任務完了、みんな~それじゃいまから帰投するよ~」
「「「「はいっ!」」」」
そして、全員がヘリに向かおうとした瞬間
「キャッ」
と小さな叫び声と共に『ドォォォォン』と地を震わせるような音と爆風がスバル達を背後から襲った。
咄嗟になのはとフェイトがレイジングハートとバルディッシュでシールドを張りスバル達を守る。スバルも吹き飛ばされそうになるティアナを支えながら
「ええっ?何?」
「わかんない!急に後ろで」
「砲撃された!!」
瞬間の出来事に焦りながらも飛ばされないようにバランスを取るスバル達。
3人とは別になのはとフェイトはシールドの先、爆風の奥を睨んでいた。
『ォォォォォォン・・・・』
爆風が去った後、そこには人影があった。
しかしそれは
「「「キャロ!!」」」
一番後ろにいたキャロが『ドサッ』という音と共に倒れた。バリアジャケットは解除され、制服も原型が判らない程ボロボロになった姿だった。
「キャロッ!!しっかりして!キャロッ」
「キャロ」
全員が駆け寄りキャロを呼ぶが、倒れ落ちた身体はピクリとも動かなかった。
キャロの倒れた場所が徐々に赤く染まり小さな水たまりを作り始めていた。
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