第10話「決戦? ヴィヴィオvsヴィヴィオ」
- リリカルなのは AdmixingStory > 2章 クロスポイント
- by ima
- 2011.06.27 Monday 10:22
アリシア達が来た翌朝
「おかえりヴィヴィオ! 2人揃うと本当にそっくりだな」
「ノーヴェ当たり前だよ。私は私なんだから」
苦笑するヴィヴィオの横で
「ヴィヴィオさん、おかえりなさい。」
「アインハルトさん、ただいま。」
微笑むヴィヴィオとアインハルトを見て自分の事の様に嬉しくなる。
「おかえりヴィヴィオ! 2人揃うと本当にそっくりだな」
「ノーヴェ当たり前だよ。私は私なんだから」
苦笑するヴィヴィオの横で
「ヴィヴィオさん、おかえりなさい。」
「アインハルトさん、ただいま。」
微笑むヴィヴィオとアインハルトを見て自分の事の様に嬉しくなる。
朝早くヴィヴィオはヴィヴィオと一緒に朝練へと向かった。ヴィヴィオが前もって連絡したのだろうか、別メニューのアインハルトとノーヴェが先に来て待っていた。
「ヴィヴィオ、今日が最後の練習なんだな。」
「うん、インターミドル…出てみたかったけど、高町ヴィヴィオが2人居ても変だし。」
ここはヴィヴィオの世界じゃない。
ここにはここのヴィヴィオが居て彼女は戻って来たのだから。
「そうか…そうだな。」
ノーヴェがウンウン納得したところで
「なぁヴィヴィオ、自分と勝負してみるのはどうだ? こんな機会滅多にないぞ」
「「えっ?」」
互いに見つめ合う。
始めたばかりのストライクアーツ、付け焼き刃もいいところだけれどどこまで出来るかやってみたい。
彼女が…ヴィヴィオがバリアジャケットを身につけたところも見てみたい。それにノーヴェが言う通りこんな機会はない。
「ヴィヴィオ?」
彼女の気持ちも決まってるらしい。そうなれば答えは1つ。
「いいよ。私もしてみたい。いいかな?」
「じゃあ話は決まりだ。今から港湾施設行って使える様にしてくるからヴィヴィオ達は後で来てくれ。そこで朝練の続きだ」
「はいっ」
「うん」
ノーヴェがまた後でと言って公園から出て行ったのを見送った後
「ヴィヴィオ、1度家に戻ろうか?」
「うん。あの、アインハルトさんも一緒に来ませんか?」
「えっ? でも…迷惑では?」
「ううん、ママ達も喜ぶと思います。私の友達も紹介したいし」
今頃『彼女』を起こすのに全員が手を焼いているだろう。
「では、お言葉に甘えてお邪魔します」
そして…小1時間後
「へぇ~こんな所あるんだ。初めて来たよ。」
「思ったより広いね」
「……ヴィヴィオ、朝練の続きするって言ったよな?」
「えっと…はい…」
「そう聞きました…」
「スバル達が普段使ってるんだって」
「チェント、そっち行っちゃ危ないよ。お姉ちゃんと一緒に見てようね」
「うん♪」
「じゃあ、なんでみんな来てんだ!!」
そう、朝食時に話題が出た時アリシアが「見に行っていい?」と言ったのが原因だけれど、
なのはとフェイトも見に来たかったのを我慢していただけだったのは顔を見れば一目瞭然で
「ノーヴェ、邪魔しないで見てるから。」
「今日だけお願い」
2人揃って頼まれると彼女も嫌とは言えないらしく
「ったく、なのはさんもフェイトさんも見てるだけですからね」
そう釘を刺してこっちに振り返った。
「魔法の制限はなし。ただし簡易結界しか作ってないから砲撃系を撃つときは気をつける事。ヴィヴィオは…ややこしいなこっちのヴィヴィオはクリスの大人モードも使ってかまわないっていうか使え。そっちのヴィヴィオはストライクアーツ、近接戦に捕らわれずに自分のスタンスでやってみろ。」
「はい」
「えっ、でも…」
「覚え立てで使ってみたいのはわかる。でもこんなチャンスは滅多にないんだから手を抜くのは勿体ないだろ? 私も戦い方を見てみたいしな」
ヴィヴィオとの模擬戦、する限りは全力で
フェイトが、シグナムが、ヴィータがどうして模擬戦をしたがるのか何となく判った様な気がする。
「うん♪」
「なのはさん、フェイトさんは…」
「流れ弾に注意だね。任せて」
「お願いします。2人ともバリアジャケットを」
バリアジャケットを纏ったヴィヴィオは、大人モードでバリアジャケットを纏ったヴィヴィオを見つめる。スラリと伸びた背と成長した胸を見て
(アインハルトさんと同じ大人モード…いいな)
羨ましく思う。
「なのはママのに似てるね。似合ってるよ」
ヴィヴィオに言われて頷く。
「ありがとう。ヴィヴィオもかっこいいよ」
「ありがとう。」
「コラ、始める前に和んでどうする。じゃあ行くぞ」
構える。
「始めっ!!」
こうしてヴィヴィオ2人の模擬戦は始まった。
~コメント~
高町ヴィヴィオがもしなのはVividの世界にやってきたら?
ヴィヴィオがヴィヴィオ本人とニアミス、対面する機会は何度かありました。成長したヴィヴィオが時の庭園でプレシアを助けた時(AnotherStory)、機動6課に保護される前のヴィヴィオに会った時(AgainSTStory)等々。でもヴィヴィオ同士が模擬戦させる機会はあまり無いと思ったのですが、いかがでしょうか?
Vividファンの皆様、本編からかなり離れた話になっていますので暖かい目で見て頂けると嬉しいです。
SSサイトで告知は少し変だと思うのですが、お知らせです。
当サイトで掲載していた「リリカルなのはAgainStory2」が文庫本になります。コミックマーケット80に向けて全力全開で進めておりますのでお楽しみにお待ちください。まだ色々用意している物があるので決まり次第インフォメーションやホームページに掲載していきます。
「ヴィヴィオ、今日が最後の練習なんだな。」
「うん、インターミドル…出てみたかったけど、高町ヴィヴィオが2人居ても変だし。」
ここはヴィヴィオの世界じゃない。
ここにはここのヴィヴィオが居て彼女は戻って来たのだから。
「そうか…そうだな。」
ノーヴェがウンウン納得したところで
「なぁヴィヴィオ、自分と勝負してみるのはどうだ? こんな機会滅多にないぞ」
「「えっ?」」
互いに見つめ合う。
始めたばかりのストライクアーツ、付け焼き刃もいいところだけれどどこまで出来るかやってみたい。
彼女が…ヴィヴィオがバリアジャケットを身につけたところも見てみたい。それにノーヴェが言う通りこんな機会はない。
「ヴィヴィオ?」
彼女の気持ちも決まってるらしい。そうなれば答えは1つ。
「いいよ。私もしてみたい。いいかな?」
「じゃあ話は決まりだ。今から港湾施設行って使える様にしてくるからヴィヴィオ達は後で来てくれ。そこで朝練の続きだ」
「はいっ」
「うん」
ノーヴェがまた後でと言って公園から出て行ったのを見送った後
「ヴィヴィオ、1度家に戻ろうか?」
「うん。あの、アインハルトさんも一緒に来ませんか?」
「えっ? でも…迷惑では?」
「ううん、ママ達も喜ぶと思います。私の友達も紹介したいし」
今頃『彼女』を起こすのに全員が手を焼いているだろう。
「では、お言葉に甘えてお邪魔します」
そして…小1時間後
「へぇ~こんな所あるんだ。初めて来たよ。」
「思ったより広いね」
「……ヴィヴィオ、朝練の続きするって言ったよな?」
「えっと…はい…」
「そう聞きました…」
「スバル達が普段使ってるんだって」
「チェント、そっち行っちゃ危ないよ。お姉ちゃんと一緒に見てようね」
「うん♪」
「じゃあ、なんでみんな来てんだ!!」
そう、朝食時に話題が出た時アリシアが「見に行っていい?」と言ったのが原因だけれど、
なのはとフェイトも見に来たかったのを我慢していただけだったのは顔を見れば一目瞭然で
「ノーヴェ、邪魔しないで見てるから。」
「今日だけお願い」
2人揃って頼まれると彼女も嫌とは言えないらしく
「ったく、なのはさんもフェイトさんも見てるだけですからね」
そう釘を刺してこっちに振り返った。
「魔法の制限はなし。ただし簡易結界しか作ってないから砲撃系を撃つときは気をつける事。ヴィヴィオは…ややこしいなこっちのヴィヴィオはクリスの大人モードも使ってかまわないっていうか使え。そっちのヴィヴィオはストライクアーツ、近接戦に捕らわれずに自分のスタンスでやってみろ。」
「はい」
「えっ、でも…」
「覚え立てで使ってみたいのはわかる。でもこんなチャンスは滅多にないんだから手を抜くのは勿体ないだろ? 私も戦い方を見てみたいしな」
ヴィヴィオとの模擬戦、する限りは全力で
フェイトが、シグナムが、ヴィータがどうして模擬戦をしたがるのか何となく判った様な気がする。
「うん♪」
「なのはさん、フェイトさんは…」
「流れ弾に注意だね。任せて」
「お願いします。2人ともバリアジャケットを」
バリアジャケットを纏ったヴィヴィオは、大人モードでバリアジャケットを纏ったヴィヴィオを見つめる。スラリと伸びた背と成長した胸を見て
(アインハルトさんと同じ大人モード…いいな)
羨ましく思う。
「なのはママのに似てるね。似合ってるよ」
ヴィヴィオに言われて頷く。
「ありがとう。ヴィヴィオもかっこいいよ」
「ありがとう。」
「コラ、始める前に和んでどうする。じゃあ行くぞ」
構える。
「始めっ!!」
こうしてヴィヴィオ2人の模擬戦は始まった。
~コメント~
高町ヴィヴィオがもしなのはVividの世界にやってきたら?
ヴィヴィオがヴィヴィオ本人とニアミス、対面する機会は何度かありました。成長したヴィヴィオが時の庭園でプレシアを助けた時(AnotherStory)、機動6課に保護される前のヴィヴィオに会った時(AgainSTStory)等々。でもヴィヴィオ同士が模擬戦させる機会はあまり無いと思ったのですが、いかがでしょうか?
Vividファンの皆様、本編からかなり離れた話になっていますので暖かい目で見て頂けると嬉しいです。
SSサイトで告知は少し変だと思うのですが、お知らせです。
当サイトで掲載していた「リリカルなのはAgainStory2」が文庫本になります。コミックマーケット80に向けて全力全開で進めておりますのでお楽しみにお待ちください。まだ色々用意している物があるので決まり次第インフォメーションやホームページに掲載していきます。
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