●時空転移魔法の各バリエーションと時間軸の発生要因について

　Ａｓシリーズで使われる時空転移は3種類に分けて考えています。

・刻の魔導書（写本）を使った時空転移：Aタイプ
　AnotherStory～AgainStoryでヴィヴィオとAgainSTStoryでチェントが使った時空転移
　写本をつかった時空転移で精神体だけが時間移動し体が残ってしまう。
　この時空転移では時間軸は新たに生まれない。
　常に存在している時間軸を進む為、消滅した時間軸には行けない。



・刻の魔導書（オリジナル）を使った時空転移：Bタイプ
ヴィヴィオがAgainSTStory～AffectStory-刻の移り人-で使った時空転移
　刻の魔導書オリジナルを使った時空転移。精神体だけが時間移動し体が残ってしまうのは同じだが、時空転移を行った時に分岐点を作り出す為、複数の時間軸が生まれる。
　全ての時間軸が残る訳ではなく、不安定な時間軸の為殆どが消えてしまう。
　これはオリヴィエ・ゼーゲブレヒトがオリジナルの管理権限を持っている為に起きている。
（別人が使えば本来起動しないがオリヴィエのクローンであるヴィヴィオが使った事で誤作動している状態）
　時間軸生成に相当な魔力を消費するので連続転移するには膨大な魔力が必要。




・悠久の書を使った時空転移：Cタイプ
　AffectStory-時の移り人-以降使用（AnotherStoryの特別編含む）
　壊れてしまった写本をプレシアが修復して新管理者としてヴィヴィオが登録された魔導書。
　精神体・体を含め全てが時間移動するので意識して別時間の者を連れ時間移動する事も可能。
　時間軸生成と移動対象が広がった為に相当な魔力が必要となり連続転移が困難になっている。




●時空転移推移
　３パターンの時空転移を踏まえてASシリーズの各話で起きた時空転移・時間軸についてまとめていきます。

■AnotherStory
Aタイプの時空転移に目覚めたヴィヴィオがなのは1期の世界に行き、無限書庫で当時の写本を見つけ元の時間へと戻った。
【Aタイプの時空転移を行ったので時間軸は生まれていない。その際に未来のヴィヴィオ自身に大きく影響する出来事を作ってしまい。ヴィヴィオ自身が消滅しかけた。】

　成長したヴィヴィオが時間移動を行い、魔導炉暴走事故直前のアリシア・リニスと時の庭園崩壊時のプレシアを連れ、ヴィヴィオが初等科入学前の時間に連れて行く。
　【成長したヴィヴィオは悠久の書を使っているのでCタイプの時空転移を行っている。そのせいで「プレシア・アリシア・リニス生存」「プレシア・アリシア・リニス海鳴市へ」の条件に対して３つの時間軸が生まれている。　
　AnotherStoryは「プレシア・アリシア・リニス生存」→「海鳴市へ」の時間軸で進んでいたことになる。
　尚、この時の「プレシア・アリシア・リニス死亡」の条件があった時間軸がその後のなのは1期～Vivid世界へと進み、「プレシア・アリシア・リニス生存」→「プレシア・アリシア・リニスが海鳴に行かずそのままミッドへ」の条件で生まれた時間軸でAgainStory2のなのはBoA・Godの世界へと進んでいる）】



■AgainStory
　ヴィヴィオがなのは・フェイト・はやてと共に消えたザフィーラを助ける為に闇の書事件へと向かう。
【ヴィヴィオ達はAタイプの時空転移で闇の書事件の海鳴市へ行っており未来に直接影響を与えている。又この際にヴィヴィオと一緒に時空転移したなのは・フェイト・はやては本来の時間と異なる記憶を持っている（ザフィーラの消滅した現在etc）】


■AgainSTStory
　多分時間軸の設定をややこしくした大元（笑）
　AタイプとBタイプの時空転移が入り乱れているのでストーリーを追って書いています。
　複数の時間軸があるので時間軸（数字）と表しています。
　
　チェントが写本を使い時空転移し空港火災時のなのは・フェイト・はやて・スバル・ギンガを殺め、スカリエッティ達と共に管理局と聖王教会を破壊している。
【チェントが使った時空転移は写本を使ったAタイプなので時間軸内の移動しか出来ない時空転移。同じ時間軸（１）へと進んでいてヴィヴィオはその影響、時間軸（１）の現在をみてしまった。】
　
　ヴィヴィオが変えられた過去を元に戻す為時空転移を行い、空港火災時のチェントを撃退。元世界へ戻る。
【ヴィヴィオの時空転移はオリジナルを使ったBタイプの時空転移。ヴィヴィオ到着と共に新しい時間軸（２）が生まれている。
　プレシアの作った時間固定のフィールド（アリシアやチンク達に配った）は元ヴィヴィオの体と同じ時間軸を移動するので元世界だとヴィヴィオは思っているが別の時間軸に飛んでいる。元居た時間軸（１）はその後消滅しており、チェントの時空転移Aタイプもヴィヴィオの作った時間軸へと進む事になる。】

　チェントはヴィヴィオを誘い出すために港湾へと移動。計画通りヴィヴィオが誘い出されたのを見て元の時間へと戻る。
【時間軸（２）でチェントが時空転移Aタイプを使っている。撤退時は元の時間へ戻ろうとするが時間軸（２）は先に消滅する為同様に消滅を免れた時間へ移動するしかなく、ヴィヴィオが後で作った時間軸（４）へと移動している。】

　チェントを追いかけ港湾へ、撃退後に現在への再度時空転移
【ヴィヴィオはチェントを追いかけて新たな時間軸（３）を作り出す。しかしここで更なる時空転移を行った為、元時間で時間軸（４）が生まれてしまい（３）は生成途中で消滅する。】

　ヴィヴィオが元の世界に戻ろうとした時点で時間軸（２）（４）が混在した世界が生まれている。

　現在のゆりかごへと戻ったチェントはスカリエッティ達と一緒になのは・ヴィータを殺そうとするがヴィヴィオが時空転移してきてこれを止め元の時間へと戻る。
【連続した時空転移によって生まれた時間軸（４）に先行したチェントを追いかけたヴィヴィオは苦戦しゆりかごの魔力呑まれながらに退ける。
　ここでヴィヴィオは自分の体が残ったままの時間軸（２）と（４）が併走した状態になって時間軸を作り出した影響で魔力を消耗し続けていた。（チェントが強かったのではなく、ヴィヴィオが酷く消耗していた。）
　チェントを退けてアリシアと共に元の時間へと時間軸（４）へと戻った為、時間軸（２）のなのは達は消滅した。このタイミングで時間軸（２）のスカリエッティやナンバーズ達も消滅している。
　時間軸（２）のなのはから貰ったペンダントは消滅前にRHdと融合してしまったので消えていない。】

　ここで進んでいるのは時間軸（４）のみ、しかしヴィヴィオの連続転移と魔力が少なかった為、不安定な状態になっている。

　悩んだヴィヴィオは海鳴市へ行く。
【海鳴市へ行っているが、時空転移ではなく「虹の橋（AdmixingStory）」が中途半端な状態で動いている。その為新しい時間軸は生まれていない。】

チェント、幼少時のヴィヴィオを殺そうと過去へ移動。
【チェントが時空転移Aタイプを使って時間軸（４）を遡り、ヴィヴィオが見つかる直前へと移動。この際ヴィヴィオによって写本は壊されAタイプの時空転移は使えなくなった】

ヴィヴィオ、チェントを追いかけ幼少ヴィヴィオを助け、チェントをゆりかごへと送り出し元の時間へと戻る。
【ヴィヴィオの時空転移によって時間軸（５）が生まれる。同時間軸の未来のJS事件ゆりかごへとチェントを送り出す。時間軸（５）の元時間へと戻る。ヴィヴィオが戻る前に不安定な状態が影響し時間軸（４）は消滅】


ヴィヴィオ、チェントのJS事件ゆりかご内への転送
【先で作った時間軸（５）を直接指定し送り出したチェントを追いかけているので新たな時間軸は生まれていない。チェントを倒し元時間へと戻る】

これでAgainSTStoryの時間軸は固定され時間軸（５）の世界が進んでいく。


■AgainStory2
　ヴィヴィオ・アリシア・チェント・リインがなのはBoAの世界へ
【AnotherStoryのヴィヴィオ（成長）が時空転移Cタイプを使って生まれた世界がBoAの世界へと進んでいる。この時点でヴィヴィオ（子供）はBタイプの時空転移しか使えない。そこで並行世界間の時間軸移動をオリヴィエが過去から介入している。】

■AdmixingStory
　消えたヴィヴィオを求めてアインハルトがやってくる。
【AgainStory２同様にAnotherStory2のヴィヴィオ（成長）が時空転移Cタイプで作り出した異世界。刻の魔導書を持たずに連れてこられたヴィヴィオは帰れない状態。チェントがジュエルシードを使って魔力を補い時空間移動魔法『虹の橋』を使い解決。】


■AffectStory
　時空転移は行っていない。

■AffectStory-刻の移り人-
　ヴィヴィオがなのはGODの世界へ
　【AgainStory2の世界へ再び向かうヴィヴィオ。管理者のオリヴィエが時空転移に介入している。】

　オリヴィエ・応援を連れて再びなのはGODの世界へ～
【復元された写本『悠久の書』を使いなのはGODの世界へと向かう】