第10話「八神はやての憂鬱」
- リリカルなのは AdditionalStory > 第2章 デュエルメイト
- by ima
- 2014.04.30 Wednesday 13:18
「ありがとう~。みんな出かけちゃってサポート私だけじゃ無理~どうしようって思ってたんだ。」
アリシアがうさぎ耳をつけたまま振り返って言う。彼女はデモプレイが終わった後も解説を続け観客を楽しませていた。
「ううん、みんなで遊ぶの楽しいよ。」
彼女の笑顔を見てアリシアも笑って答える。
ヴィヴィオがなのは達と一緒に外に出かけて行った時、アリシアにはここに残って欲しいと頼まれ2つ返事で引き受けた。
アリシアがうさぎ耳をつけたまま振り返って言う。彼女はデモプレイが終わった後も解説を続け観客を楽しませていた。
「ううん、みんなで遊ぶの楽しいよ。」
彼女の笑顔を見てアリシアも笑って答える。
ヴィヴィオがなのは達と一緒に外に出かけて行った時、アリシアにはここに残って欲しいと頼まれ2つ返事で引き受けた。
きっと彼女は今頃私とヴィヴィオの正体を話しているだろう。ヴィヴィオやアリシアの世界、時空転移の話。
それがここでどんな影響を及ぼすか判らない。それを考えて黙っていたり、誤魔化す事も出来る。
(まだ言わない方が良いとも思うんだけどね…でも…ヴィヴィオが決めたから私もっ)
「アリシア~、2番カプセルの子サポートしてあげて」
「りょ~かい♪」
アリシアから連絡を受けて今日何度目かのブレイブデュエルの世界へ向かう。
「りょ~かい♪」
インカムから聞こえた声とオペレーションルームが一瞬光るのを見てアリシアは再び実況を続けた。お披露目が終わってはやてとヴィータが駆け込んできて何かあったのだと気づいていたし、その理由も何となくヴィヴィオの事だと…
彼女が皆を連れて少しだけ出かけると言った時やっぱりと思った。
アリシア自身も聞いてみたかったけれどそれよりもブレイブデュエルの新しいシステムでみんなに楽しく遊んで貰いたいとここに残る事を優先した。
話を聞くだけなら後でもいいし、落ち着いてから手伝ってくれているアリシアに話を聞いてもいい。なのはやフェイト達より1歩引いて周りを見回せる。そういう意味でアリシアはフェイト達より少しお姉さんだった。
「………」
「………」
「…………」
驚きの余り言葉が出ない、何て言えばいいのか判らないと言った顔をしているなのは、フェイト、はやてを見てヴィヴィオも何も言えないでいた。
(やっぱり驚かせちゃったかな…)
でもこうでもしないとなのは、フェイトは兎も角はやてが納得しないだろう。
今までも食事の間や本の整理中に遠回しで聞かれていたけれど、全部はぐらかしたり聞こえないふりで逃げていた。でもその彼女がさっきなのはやフェイト達が居る前で聞いてきた。もう避けられない。その時ヴィヴィオの中で2つの考えが駆け巡っていた。
1つは今まで通り少し離れた所から来た旅行者でたまたま海鳴市にやって来てアリシアそっくりな人が居ると聞きブレイブデュエルに参加したという話。
可能性は無くはないけれど疑われる要素は満載で、色々聞かれたら嘘が嘘を呼びかねない。はやて達の手助けが無いと元世界に帰る方法も探せない。
もう1つは本当の事を話す。異世界の話を信じてもらえれば大概の事は納得して貰える。でもそれははやてだけでなくなのはやフェイトを驚かせてしまい…そして…。
「…本当…なんやね?」
暫く黙っていたはやてが確認する様に聞き返した。
「うん、私の世界の話…教えてって言うなら話すよ。でも…」
「ええよ、魔法が使える別の世界から来たって聞いたらからそれ以上話さんといて。なのはちゃん、フェイトちゃん、色々聞きたいことはあると思うけど2人の為にもこれ以上ヴィヴィオちゃんの世界について聞かん方がいい。」
「どうして?」
なのはが聞き返す。
「ヴィヴィオちゃんの世界では2人はママやけど、こっちのなのはちゃんとフェイトちゃんはまだ子供で違う未来が幾つもある。これ以上聞いたら2人の未来も変わってしまうよ。」
ヴィヴィオも静かに頷きながらはやての頭の回転の速さに驚く。
「とまぁ…この話はこれでおしまい。ここからは私の話、ヴィヴィオちゃんええ?」
「うん?」
正体の話じゃなく何の話だろうと首を傾げながら答える。
「ブレイブホルダーと最後に使ったカード出して」
「これ?」
言われるがままブレイブホルダーと異世界ヴィヴィオとクリスが描かれたカードを取り出しはやてに見せる。
「はい、トレード♪」
「えっ?? えっ???」
そう言ってはやてはブレイブホルダーとカードをヴィヴィオの手から抜き取りポケットから取り出したブレイブホルダーとカードを手渡した。カードはシグナムが描かれている。
「ヴィヴィオちゃんが最後に使ったリライズはブレイブデュエルを超えてる。最後の相手は5人以上で協力して戦えるチーム戦用のモンスターやったのにヴィヴィオちゃん、1人で圧倒してたやろ?」
「…あ……」
思い出す。あの時はヴィータから借りたブレイブホルダーを使ったらRHdの声が聞こえて嬉しさと勢いの余り最後のモンスター、闇の書の防衛システムを倒しかけていた。
「あんなスキル見せられたら誰も相手してくれへん、そんな訳でこれは私が持ってるな♪ 代わりに八神堂のブレイブホルダー、ヴィータが持ってるのと同じのやね。本当は1人1個しか使えへんのやけど特別にな、これでスキルカードも使えるしデュエルも楽しめるやろ♪ ヴィヴィオちゃんもスキルの使い方判ったみたいやし。」
「うん、でも…」
ニコリと微笑み返しヴィヴィオの持っていたホルダーとカードをポシェットに入れ
「私の用はこれだけや。また夜にな♪」
そう言うとスタスタと歩いて行ってしまった。
(まぁこんなとこかな)
ヴィヴィオとアリシアには何か言えない秘密がある。
それは彼女達と初めて会った時からはやても気づいていた。だからヴィヴィオが話しやすい機会を見てはそれとなく聞いていたけれど彼女も賢く全てはぐらかされた。
でも、今日のデュエルを見てしまってはそんな悠長な事を言っていられない状況になりつつある事に気づいた。
最後のモンスターがシュテル達、ダークマテリアルズが4人で挑んでも勝てなかった相手だったのに彼女は1人で圧倒した。結局時間切れとなってしまったけれどそれはあくまで結果、もし今後のデュエルでヴィヴィオが最後に見せたリライズをすれば…ソロでもチーム戦でも敵うプレイヤーは居らず彼女とデュエルする者は居なくなる。
はやてはヴィヴィオの今後を踏まえT&Hのエイミィに連絡を入れて彼女がブレイブデュエルをしている間に所属をT&Hから八神堂へと切り替えさせた。これで彼女からカードを回収してヴィータやアリシア達にフォローして貰えればはやてが心配したトラブルも起こらないだろう。
でもまさか…
(異世界か~、そや、あっちになのはちゃんとフェイトちゃんが居るなら私も居るんかな…ちゃうちゃう)
成長した未来のはやて自身を思い浮かべようとして、自分も彼女の話に影響されそうになって居る事に気付き思い直した。
「はぁ…」
その頃、少女はやてに想像されているとは知る由も無い元世界のはやては自宅のリビングでため息を漏らしていた。
「はやてちゃんどうしたですか? 昨日から何度もため息ついてるですよ。」
「あ…うん、何でもないよ。」
先日の催しでイクスヴェリアの中に見た彼女…あの瞳は
口止めされている以上誰にも相談出来ない。
(あ~好奇心猫をも殺すって言うけど…)
先人の諺には脱帽だ。
「今からの話ははやての心にだけ留め置いてください。」
先日の宴ではやては1人バルコニーで涼むイクスに声をかけた。
はやて自身、聖王教会の蔵書を漁っていて見つけた過去の魔法について彼女なら知っているかも知れないと思い声をかけただけだったのだけれど…
再び瞼を開いて虹彩異色の瞳を見せた彼女から衝撃の事実を告げられた。
イクスはマリエルの診断通り体内の機能不全を起こし目覚めることは無いと思われていたがオリヴィエの魔法によって癒され、彼女からある意志を受け継いでいる事を
「私は彼女達に告げるつもりはありません。この事は誰にも話さないでください。もし明るみになれば彼女達の未来も変わるでしょう」
(何でこんな秘密を…)
ヴィヴィオ達を含め誰にも話すつもりが無いのであればそのまま黙っておいて欲しかった。
何故はやてだけにその話をしたのか…
考え込んでいると目の前でリインが心配そうに見つめている。またため息をついたらしい。
「何でも無いことないです。やっぱりまだ本調子じゃ…シャマル~っはやてちゃんが~!」
「!? ちゃうちゃう、リイン待って!!」
また入院させられたらたまらない。はやてはキッチンに向かうリインを慌てて止めるのだった。
その頃、そんな存在が居るとは思っても居ないヴィヴィオはというと
「ごめんね、隠してた訳じゃないの。…ううん、そうじゃなくて」
「私もなのはもそんなつもりじゃなかったんだ。」
電話越しの相手に必死に話すなのはとフェイトを首を傾げ眺めていた。はやてが帰った後、突然鳴ったなのはの携帯に彼女は引きつった顔で
「アリサちゃんからだ…」
と呟いた。
「アリサ…あっ!!」
フェイトも何かに気づいたらしい
。
「アリサ?」
なのはやフェイト、はやてが居る世界ならアリサやすずかも居る。不思議とそう思ってなかった。でも…
「うん、わかった…すぐ行くね」
そう言うと携帯を切って
「ヴィヴィオちゃん、これからT&Hに一緒に行って貰って良いかな? 友達を紹介したいから…」
「うん」
気まずそうな聞くなのはに頷いて答えるのだった。
~コメント~
前回の掲載から少し時間が開いてしまいすみません。
リリカルマジカル17の新刊準備とプライベートで多忙になっていてまとまった休みが取れず遅くなってしまいました。
今話から新章です。なのセントの世界と言っても今まで1部のキャラクターしか登場していなかったので、今章ではヴィヴィオにもっとブレイブデュエルで遊んで貰えたらと思っています。
それがここでどんな影響を及ぼすか判らない。それを考えて黙っていたり、誤魔化す事も出来る。
(まだ言わない方が良いとも思うんだけどね…でも…ヴィヴィオが決めたから私もっ)
「アリシア~、2番カプセルの子サポートしてあげて」
「りょ~かい♪」
アリシアから連絡を受けて今日何度目かのブレイブデュエルの世界へ向かう。
「りょ~かい♪」
インカムから聞こえた声とオペレーションルームが一瞬光るのを見てアリシアは再び実況を続けた。お披露目が終わってはやてとヴィータが駆け込んできて何かあったのだと気づいていたし、その理由も何となくヴィヴィオの事だと…
彼女が皆を連れて少しだけ出かけると言った時やっぱりと思った。
アリシア自身も聞いてみたかったけれどそれよりもブレイブデュエルの新しいシステムでみんなに楽しく遊んで貰いたいとここに残る事を優先した。
話を聞くだけなら後でもいいし、落ち着いてから手伝ってくれているアリシアに話を聞いてもいい。なのはやフェイト達より1歩引いて周りを見回せる。そういう意味でアリシアはフェイト達より少しお姉さんだった。
「………」
「………」
「…………」
驚きの余り言葉が出ない、何て言えばいいのか判らないと言った顔をしているなのは、フェイト、はやてを見てヴィヴィオも何も言えないでいた。
(やっぱり驚かせちゃったかな…)
でもこうでもしないとなのは、フェイトは兎も角はやてが納得しないだろう。
今までも食事の間や本の整理中に遠回しで聞かれていたけれど、全部はぐらかしたり聞こえないふりで逃げていた。でもその彼女がさっきなのはやフェイト達が居る前で聞いてきた。もう避けられない。その時ヴィヴィオの中で2つの考えが駆け巡っていた。
1つは今まで通り少し離れた所から来た旅行者でたまたま海鳴市にやって来てアリシアそっくりな人が居ると聞きブレイブデュエルに参加したという話。
可能性は無くはないけれど疑われる要素は満載で、色々聞かれたら嘘が嘘を呼びかねない。はやて達の手助けが無いと元世界に帰る方法も探せない。
もう1つは本当の事を話す。異世界の話を信じてもらえれば大概の事は納得して貰える。でもそれははやてだけでなくなのはやフェイトを驚かせてしまい…そして…。
「…本当…なんやね?」
暫く黙っていたはやてが確認する様に聞き返した。
「うん、私の世界の話…教えてって言うなら話すよ。でも…」
「ええよ、魔法が使える別の世界から来たって聞いたらからそれ以上話さんといて。なのはちゃん、フェイトちゃん、色々聞きたいことはあると思うけど2人の為にもこれ以上ヴィヴィオちゃんの世界について聞かん方がいい。」
「どうして?」
なのはが聞き返す。
「ヴィヴィオちゃんの世界では2人はママやけど、こっちのなのはちゃんとフェイトちゃんはまだ子供で違う未来が幾つもある。これ以上聞いたら2人の未来も変わってしまうよ。」
ヴィヴィオも静かに頷きながらはやての頭の回転の速さに驚く。
「とまぁ…この話はこれでおしまい。ここからは私の話、ヴィヴィオちゃんええ?」
「うん?」
正体の話じゃなく何の話だろうと首を傾げながら答える。
「ブレイブホルダーと最後に使ったカード出して」
「これ?」
言われるがままブレイブホルダーと異世界ヴィヴィオとクリスが描かれたカードを取り出しはやてに見せる。
「はい、トレード♪」
「えっ?? えっ???」
そう言ってはやてはブレイブホルダーとカードをヴィヴィオの手から抜き取りポケットから取り出したブレイブホルダーとカードを手渡した。カードはシグナムが描かれている。
「ヴィヴィオちゃんが最後に使ったリライズはブレイブデュエルを超えてる。最後の相手は5人以上で協力して戦えるチーム戦用のモンスターやったのにヴィヴィオちゃん、1人で圧倒してたやろ?」
「…あ……」
思い出す。あの時はヴィータから借りたブレイブホルダーを使ったらRHdの声が聞こえて嬉しさと勢いの余り最後のモンスター、闇の書の防衛システムを倒しかけていた。
「あんなスキル見せられたら誰も相手してくれへん、そんな訳でこれは私が持ってるな♪ 代わりに八神堂のブレイブホルダー、ヴィータが持ってるのと同じのやね。本当は1人1個しか使えへんのやけど特別にな、これでスキルカードも使えるしデュエルも楽しめるやろ♪ ヴィヴィオちゃんもスキルの使い方判ったみたいやし。」
「うん、でも…」
ニコリと微笑み返しヴィヴィオの持っていたホルダーとカードをポシェットに入れ
「私の用はこれだけや。また夜にな♪」
そう言うとスタスタと歩いて行ってしまった。
(まぁこんなとこかな)
ヴィヴィオとアリシアには何か言えない秘密がある。
それは彼女達と初めて会った時からはやても気づいていた。だからヴィヴィオが話しやすい機会を見てはそれとなく聞いていたけれど彼女も賢く全てはぐらかされた。
でも、今日のデュエルを見てしまってはそんな悠長な事を言っていられない状況になりつつある事に気づいた。
最後のモンスターがシュテル達、ダークマテリアルズが4人で挑んでも勝てなかった相手だったのに彼女は1人で圧倒した。結局時間切れとなってしまったけれどそれはあくまで結果、もし今後のデュエルでヴィヴィオが最後に見せたリライズをすれば…ソロでもチーム戦でも敵うプレイヤーは居らず彼女とデュエルする者は居なくなる。
はやてはヴィヴィオの今後を踏まえT&Hのエイミィに連絡を入れて彼女がブレイブデュエルをしている間に所属をT&Hから八神堂へと切り替えさせた。これで彼女からカードを回収してヴィータやアリシア達にフォローして貰えればはやてが心配したトラブルも起こらないだろう。
でもまさか…
(異世界か~、そや、あっちになのはちゃんとフェイトちゃんが居るなら私も居るんかな…ちゃうちゃう)
成長した未来のはやて自身を思い浮かべようとして、自分も彼女の話に影響されそうになって居る事に気付き思い直した。
「はぁ…」
その頃、少女はやてに想像されているとは知る由も無い元世界のはやては自宅のリビングでため息を漏らしていた。
「はやてちゃんどうしたですか? 昨日から何度もため息ついてるですよ。」
「あ…うん、何でもないよ。」
先日の催しでイクスヴェリアの中に見た彼女…あの瞳は
口止めされている以上誰にも相談出来ない。
(あ~好奇心猫をも殺すって言うけど…)
先人の諺には脱帽だ。
「今からの話ははやての心にだけ留め置いてください。」
先日の宴ではやては1人バルコニーで涼むイクスに声をかけた。
はやて自身、聖王教会の蔵書を漁っていて見つけた過去の魔法について彼女なら知っているかも知れないと思い声をかけただけだったのだけれど…
再び瞼を開いて虹彩異色の瞳を見せた彼女から衝撃の事実を告げられた。
イクスはマリエルの診断通り体内の機能不全を起こし目覚めることは無いと思われていたがオリヴィエの魔法によって癒され、彼女からある意志を受け継いでいる事を
「私は彼女達に告げるつもりはありません。この事は誰にも話さないでください。もし明るみになれば彼女達の未来も変わるでしょう」
(何でこんな秘密を…)
ヴィヴィオ達を含め誰にも話すつもりが無いのであればそのまま黙っておいて欲しかった。
何故はやてだけにその話をしたのか…
考え込んでいると目の前でリインが心配そうに見つめている。またため息をついたらしい。
「何でも無いことないです。やっぱりまだ本調子じゃ…シャマル~っはやてちゃんが~!」
「!? ちゃうちゃう、リイン待って!!」
また入院させられたらたまらない。はやてはキッチンに向かうリインを慌てて止めるのだった。
その頃、そんな存在が居るとは思っても居ないヴィヴィオはというと
「ごめんね、隠してた訳じゃないの。…ううん、そうじゃなくて」
「私もなのはもそんなつもりじゃなかったんだ。」
電話越しの相手に必死に話すなのはとフェイトを首を傾げ眺めていた。はやてが帰った後、突然鳴ったなのはの携帯に彼女は引きつった顔で
「アリサちゃんからだ…」
と呟いた。
「アリサ…あっ!!」
フェイトも何かに気づいたらしい
。
「アリサ?」
なのはやフェイト、はやてが居る世界ならアリサやすずかも居る。不思議とそう思ってなかった。でも…
「うん、わかった…すぐ行くね」
そう言うと携帯を切って
「ヴィヴィオちゃん、これからT&Hに一緒に行って貰って良いかな? 友達を紹介したいから…」
「うん」
気まずそうな聞くなのはに頷いて答えるのだった。
~コメント~
前回の掲載から少し時間が開いてしまいすみません。
リリカルマジカル17の新刊準備とプライベートで多忙になっていてまとまった休みが取れず遅くなってしまいました。
今話から新章です。なのセントの世界と言っても今まで1部のキャラクターしか登場していなかったので、今章ではヴィヴィオにもっとブレイブデュエルで遊んで貰えたらと思っています。
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