ヴィヴィオの日記帳 そのきゅう

 ■がつ●○にち

きょうはう゛ぁいすさんのところへいった
かめらをもらったからありがとうって。
なのはままはままがちゃんとう゛ぃう゛ぃおのぶんもおれいをいったからいいよって
でもうれしかったからう゛ぃう゛ぃおからもいうんだ。
いいよね?

う゛ぁいすさんはおっきなへりをそうじゅうするんだよ。
なのはままやふぇいとままたちをはやくはこぶしごとをしてるんだって
う゛ぃう゛ぃおものせてもらったことあるってままがいってたけどわかんない

う゛ぁいすさんすっごくしんけんにきかいをさわってる
う゛ぃう゛ぃおがう゛ぁいすさんのところにいこうとしたらおおきなこえでくるなっておこられた。
すごくあぶないところがあるからちかづいちゃだめなんだって
おしごとのじゃましてう゛ぁいすさんごめんなさい
でもちゃんとおれいいえたよ
てぃあなさんのへやにいった
う゛ぃう゛ぃおのしゃしんがみたいんだって、てぃあなさんがきにいったのがあればしゃしんにしてくれるって。
ありがとう、とってもうれしい
いっしょにしゃしんをみてるとてぃあなさんう゛ぁいすさんのしゃしんをしんけんにみつめてた
すこしちょうだいって、いっぱいとったからいいよっていったらてぃあなさんうれしそうだった。
みんなにはないしょだって
でもてぃあなさんきょうはとってないけどいいのかな?

【トテトテトテ・・・】

 その日ヴィヴィオは隊舎の横にあるヘリの格納庫にやって来ていた。
 入り口から入った所でキョロキョロと誰かを捜している
 その時、格納庫の奥から大きな声が聞こえた

「そこ違う!その調整はこっちのフレーム組み込んでからだっ!」
「すみませんっヴァイス陸曹」
「いや・・すまねぇ。大きな声を出しちまった」

 ヴィヴィオはその声を聞いて、嬉しそうにその声の下へ向かって入っていった。

【パシャ・パシャ】
(ん?)
「・・・・・・・・」
【パシャ】
(・・・ああ・・))
「・・・・・」
【トテトテトテトテ・・】

 カメラでヴァイスを時々撮りながら近づいてくるヴィヴィオ、しかしその足が重機を越えて近づこうとしている足音が聞こえると、ヴァイスはハッとなり

「ヴィヴィオ!それ以上来るなっ!」

即座に振り向いて叫んだ。

「ヒッ!!」

 少しずつ近づいていたのにいきなり大声で怒られた事もあって、ヴィヴィオはその場で尻餅をついて倒れた。
 ヴァイスは慌ててヴィヴィオに駆け寄る。
 どうやら怪我は無さそうだ、ホッと安堵してヴィヴィオを抱き上げて立たせた。

「ゴメンなヴィヴィオ、驚かせちまったみたいで。でもな、この機械は凄く危ない物なんだ。もしヴィヴィオが怪我しちゃったらなのはさんやフェイトさんが悲しむだろ?」
「うん・・」
「だから、ここから先は来ちゃだめだ。わかった?」
「うん・・・」

 怒られると思って、怖々と返事をするヴィヴィオ

「でもな、その機械より向こうはいいから、な!」

 ニカッっと笑うヴァイスの表情にもっと怒られると思っていたヴィヴィオも安心したようで

「うん!」

と元気よく返した。ヴァイスは手袋を取ってヴィヴィオの頭を撫でた。

「ヴァイスさん、カメラありがとう」
「え・・ああ、大切につかってくれよ」
「うん!」

 ヴァイスはヴィヴィオがカメラの礼をわざわざ言いに来たことが少し嬉しかった。その後、ヴィヴィオは何枚か写真を撮ったあと「バイバイ」と言い残して格納庫からトテトテと出て行った。

(なのはさんが放っておけないって言った理由・・・よくわかるな・・)

ヴィヴィオの後ろ姿を見送って、再び作業に戻った



「あっ?ヴィヴィオ、良い写真撮れた?」
「うん、いっぱい撮った」

 宿舎に戻る途中でティアナはトテトテとカメラを持って走って来るヴィヴィオに会った。色々あったカメラだが、ヴィヴィオは大切に使っている様だ。

「私にも見せて、気に入ったのあれば写真にしてあげる」
「うん♪」

 ティアナは部屋に戻りカメラの画像をみる準備をしている。
 スバルの椅子に座ってジ~っと待つヴィヴィオ、

「それじゃいくよ」
「うん」

 再生ボタンを押した後、スライドショーの様に次々と撮った画像が表示されていく。
 時々ピンぼけの様にぶれた物や何かわからない物が取られていた。
 時々なのは達の姿もあったが、さすがにフリードを思いっきりアップにして撮った絵が出てきた時はティアナも吹き出しそうになった。
 本当に色々な画像が出てきた。その中でティアナがパッっとスライドを止める

「あれ?これ・・・」
「ヴァイスさん。さっき撮ってきた」

 それはヴァイスがJF704式を整備している姿だった、いつもは少し笑って見せたり最近は色々となのは達を困らせる事もしていたが、今までに見たことの無い表情だった。

(・・・ヴァイスさん、こんな顔もするんだ・・・・)

 手動で送るティアナ、次々にヴァイスが映し出されるがどれも真剣にヘリを整備している姿だった。

「・・・・ねぇヴィヴィオ、お願いがあるんだけど・・・」
「なぁに?」
「いくつか写真もらっていい?」
「うん!いいよ♪」
「ありがと、みんなには内緒ね!」
「???うん」

 どうして内緒にしないといけないのか判らないヴィヴィオは首をかしげながらも頷いていた。





「♪~~♪~♪~~♪~~~~」
「ティア、なんか機嫌いいね~どうしたの?良いことあった?」

 本を読みながら歌を口ずさんでいるのを久々に聞いたスバルが聞くと

「ん~ちょっとね♪」

 スバルに見えないようにちょっとだけ端末を見て微笑むティアナだった。


~~今回は観察日記と日記を足して割った様な感じでしょうか?本編ではティアナって結構ヴァイスの色んな姿をみているんじゃないかなと思ったのがこの話の始まりです。
変に気遣うところやヴィヴィオを使って色々しようとする様な点もありますが、ヴァイスとティアナってどこか似たもの同士な感じがしません?
 次回は本編アフターの方を更新できればと思っていますが、先に日記帳が出来上がるかも(笑)~~

Comments

ima
>ショウ様
今回の犠牲者は、居たとすればヴィヴィオかもしれませんね(怒られちゃったから)
8話~26話のティアナとヴァイスのやりとりを見ていたらそう言う話もあって良いかな~って

ヴァイスさんは一週間で手術しても戦線復帰できるので少々の傷なら一瞬です(笑)

>錯乱坊様
ヴァイスさんもれっきとした機動六課のフォワード隊です。もし、ヴァイスがティアナが自分の画像を持っている事を知ったら何か変わった展開がありそうですね。
2007/11/10 04:13 PM
錯乱坊
ヴィヴィオがヴァイスに怒られた所ビクビクしてて可愛かったです、ヴァイス君も真面目に仕事してるのですね。ティアナとの関係が発展するのかが気になる所です。
此れからも頑張って下さい応援してます。
2007/11/06 04:08 PM
ショウ
 今回の犠牲……もとい対象はティアナですかw
 それにしても……なぜ生きているヴァイスくんwww
 次回も楽しみに待っていますw
2007/11/05 06:21 PM

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