ヴィヴィオの日記帳 そのじゅういち(六課局員●物語?)
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- by ima
- 2007.11.13 Tuesday 15:16
「これはなのはちゃんで、これは・・・処分・・っと。で、これはティアナへ」
ある日はやては机に大量の写真を広げていた。
「しかし、よう集めたな~。これはスバルと・・・ルキノへと・・・・これはっギンガとスバルかな?で・・これはティアナへっと」
それは先日ヴァイスが騒ぎを起こした際『他にもあるかも?』と言ったフェイトの言葉に従い「権力(はやて)」と「力(なのは)」と「法(フェイト)」によって強制徴収した物だった。
ある日はやては机に大量の写真を広げていた。
「しかし、よう集めたな~。これはスバルと・・・ルキノへと・・・・これはっギンガとスバルかな?で・・これはティアナへっと」
それは先日ヴァイスが騒ぎを起こした際『他にもあるかも?』と言ったフェイトの言葉に従い「権力(はやて)」と「力(なのは)」と「法(フェイト)」によって強制徴収した物だった。
「これはなのはちゃんとフェイトちゃん・・処分・・うち・・シグナム・・・へぇよう撮ったな~!こんなシグナムなかなか見れへんよ」
3人はその量をみて思わず怒るのを通り越して呆れかえる程の画像や写真が出てきていた。
直ぐさま焼却・処分を思い立ったが、中には凄く自然な画像や写真もあり、はやてが預かり見せても問題なさそうな物を選び、撮られた者に渡す事にした。本人が処分したいのであればそれで構わないし、元々全部処分する物だからだ。
「誰かに手伝って欲しいところやけど・・・流石にな~っ。あっこれも処分っと」
そこで、写真を机に広げて選り分けていた訳である。
「ん?・・・あれ??・・・ふ~ん」
その時、はやてはあることに気付いた。
【コンコン】
「はい~どうぞ~開いてますよ」
「失礼します・・わっ凄いねこれ。例の?」
なのはが部屋に入ってきて、机上に広げられた写真を改めて見直した。
「そうなんよ、よくもまぁって感じやね・・あっこれなのはちゃんの分や」
差し出された写真の束を受け取って1枚ずつ見るなのは。思わず笑みがこぼれている。
「ありがとう・・へぇ~こんな所撮ってたんだ」
その写真には六課にやって来たヴィヴィオが怖がってなのはから離れない様しっかりと抱きついて、なのはも少し困った顔をしている。
「捨てるのはちょっと勿体ないやろ?」
「そうだね~ヴィヴィオもあのカメラで毎日いっぱい撮ってるんだよ。それでね・・・・」
「え?そんな事あったん?」
なのはの口から出た言葉からはやては少し何かを考えた。
■がつ■△にち
きょうはやてさんにかみをもらった。ちけっとっていうんだって。
いっしょにみてきてなだって。
なのはままにみせたら、よかったねって
とってもうれしい
なのはままもふぇいとままもすばるさんもあいなさんもしゃまるせんせいもしぐなむさんもざふぃーらもみんなおしごとがあっていけないって
つまんない
でも、う゛ぁいすさんがいっしょにいってもいいよって
やった~う゛ぁいすさんありがとう。だいすきっ
よるになのはままがいっしょにあそびにいこうって
うれしい。
でも、う゛ぁいすさんにやくそくしてるからごめんなさい
やくそくはまもらないとだめっだってままとやくそくしたから
なのはままにごめんなさいっていったら、すごくこわいえいがだからう゛ぃう゛ぃおないちゃうよって。えいがってなにかわかんないけどこわいのいや
う゛ぁいすさんになのはままからいってくれるって
う゛ぁいすさんごめんね
「ヴィヴィオ、一緒に見に行ってきてな」
「??ありがとう。はやてさん」
ヴィヴィオははやてから綺麗な絵が描かれた紙を貰った。そのままなのはがいつも居る部屋にトテトテと走っていった。その後ろ姿を見つめて
「さてと・・あとはもう1人やね!」
とヴィヴィオと同じ方へはやても向かった。
「なのはママ」
「ん?どうしたのかな、ヴィヴィオ」
「これ貰った、いっしょにいってきてなって」
「クスッ、はやてちゃんから貰ったんだチケット。よかったね。ん?コード?」
ヴィヴィオがはやての口調を真似て言った事が少し面白かったらしく、クスリと笑いながらチケットを受け取ったなのはは端末を少し触る。
「ん~ゴメンね、ヴィヴィオ。なのはママお仕事で一緒に行けないんだ」
「・・・・」
「ねぇヴィヴィオ、みんなに『いっしょにいってきてな』って連れて行って貰える人探してみない?」
「・・・うん・・」
ヴィヴィオはそんななのはの言葉に渋々頷いた。
「フェイトママもその日お仕事なんだ。ゴメンね、ヴィヴィオ」
「・・・・」
トテトテトテトテトテ・・・
「あっ、その日ちょっと用事あって・・」
「・・・ティアナさんは?」
「あ~えっとティアもその日一緒だから・・・」
「・・・うん・・わかった・・・」
トテトテトテトテ・・・
「えっと私達も仕事で、ねぇエリオ君」
「えっ・・あっ、そ、そうそうなんだ・・」
「ごめんなさいねヴィヴィオ」
「・・・うん・・いい」
トテトテトテ・・・
「ヴィヴィオ、ゴメンね。私、その日少し遠くに行かないといけないの」
「・・・うん、わかった」
トテトテ・・
「ごめんなさいね。私もシグナムもその日仕事なの」
「すまない」
「・・・うん・・」
「ザフィーラは?」
「ザフィーラは・・えっと・・・そう!動物は入れないの。」
『シャマル・・・我を何と・・・』
翌日ヴィヴィオは一緒に連れて行って貰おうと、隊舎でトテトテと走り回っていた。しかし、何故か聞いた後チケットを見て端末を見た後、色々な理由で無理と断られた。
そんな中、最後に寄った医務室でシグナムがヴィヴィオに希望の光を渡した
「その日ヴァイスがオフシフトだったはず」
トテ・・・
「ヴァイスさん・・」
「おぅ、どうした?ヴィヴィオ、そんなに暗い顔して?」
「これ『いっしょに見に行ってきてな』って貰ったの」
「ほう、映画のチケットか~良かったなヴィヴィオ♪」
・・・ここまでは全員よく似た答え方・・
「へぇ~新作か~いいな~。ん?コード?」
差し出したチケットを見てヴァイスは手元の端末を引き出した。
・・・これもみんな一緒・・
「・・・・」
ヴィヴィオはジーっとヴァイスを見つめた。
みんな一緒の答え方をしていた為、ヴァイスももしかするとという不安感はより一層増していた。ヴァイスは少し考えてから
「じゃあ、俺と一緒に見に行くか?」
「・・・いいの?」
不安げに聞くヴィヴィオにしゃがんでニカッっと答えた
「ああ!丁度その日休みだしな。俺と一緒じゃ不満か?」
「ううん、ありがとうヴァイスさん♪」
ヴィヴィオは嬉しくてヴァイスにしっかと抱きついた。
同じ頃
「あっ、あのな~」
「えっと、はい♪いいですよ」
「うん、ありがとな~」
別の場所でもチケットが渡っていた
「良かったね~ヴィヴィオ」
「うん♪」
その夜、ヴィヴィオはなのはにチケットの話をしていた。余程嬉しかったのだろう。
「でも・・・この映画、すっごく怖いけど、ヴィヴィオいいの?」
「えいが?こわいの?」
喜びに満ちていた顔が一瞬に変わる。映画のチケットという事を知らずに走り回ったらしい・・
もちろん、内容まで判っていないだろう。
「うん、とっても怖いよ」
「・・・・」
いきなり沈みこんだヴィヴィオを見て
「ねぇヴィヴィオ?なのはママと一緒にお出かけしようか?」
「でも・・・お仕事・・それに約束した・・・」
「う~ん、それじゃヴァイスさんになのはママからごめんなさいって言ってあげるから、一緒にお出かけしない?」
「うん!」
喜ぶヴィヴィオを見て、少し胸が痛んだ気がした。
-翌日-
「えっと・・・ここで待ち合わせだったかな」
「そろそろ一緒に来る頃か・・・」
【PiPiPi・・】
その時2人の端末にメールが入る。それを見て一瞬だけ顔を曇らせる女性と自嘲気味に笑う男
「「う~、しょうがないか」」
同じ言葉を発して、互いに声の主を見ると
「「あっ」」
再び同じ様に声をあげた。そして2人は同じように手に持ったチケットを見せ合った。
発券番号が続いている。
それを見て2人少し笑ってから
「やっぱり策士ですね♪一緒にどうです?」
「喜んで!」
と2人揃ってシアターに入っていった。
おしまい
アフター
【コード】L1-ヴァイスに行くようにセッティングよろしく(ヴァイスを除く全員へ)
【コード】L1ヴィヴィオと一緒に遊んできてな。費用はこっちでOKや(なのはのみ)
【コード】L1-S3はS4と一緒やで!(スバルのみ)
【コード】S1-前まで一緒に行くのでよろしくね(ヴァイスのみ)
「これはもう要らんね」
と書かれたコードをはやてはポンと消した。
「ねぇはやてどうして、こんな事したの?」
傍にいたフェイトが聞くと
「う~ん・・ちょっとな!強いて言えば【黒翼やなくて白翼みたいな事もしたい】って事かな」
「ふ~ん、なるほどね~」
アフターその2
「で、リイン・・・何や?この請求書の山は?」
数日後、出勤してきたはやての机の上には多数の請求書が置いてあった。
「さっきなのはさんが、はやてちゃんに『みんなで楽しく遊んできました』って伝言を頼まれました。とっても楽しかったのに、来れないなんて残念です。」
その請求書の一番下には1枚の写真があった。
そこにはなのはとヴィヴィオはもちろんの事、スバルやギンガ・エリオ・キャロ・フェイト・アルト・ルキノ・シャーリー、そして教会のカリムにシャッハ・ヴェロッサとリンディとロウラン親子、アルフにクロノ・エイミイ・ユーノとシグナム・シャマル・ヴィータ・ザフィーラとリイン、更にはどうやって教えたのかと、高町家の4人&鈴香・アリサの姿まで一緒に写っていた。
つまりはやて以外のほぼ全員・・・
「そ・・そんな殺生な~」
部隊長室の傍ではやての悲鳴を聞いてなのはは
「『策士、策に溺れる』だよ♪はやてちゃん。ヴィヴィオをいっぱい悲しませた罰♪」
と言い残して戻っていった。
~~こめんと~~
御察しの通り、某探偵モノアニメのタイトルです(笑)
何をさせたかったのか?というのは最後の部分で、簡単に思いついたのですが、ヴィヴィオの日記帳にくっつけるのが一番大変でした。
「日常風景-ヴィヴィオの日記-日常日常風景」の中に
「推理編」「回答編」を組み込む・・・絶対無理~って思ったので
アフターを1/2と書きました。
日記帳「いち」「ろく」「きゅう」を先に読んでいただけると、少しだけ楽しくなります。
今回の更新で、ヴィヴィオの日記帳のブログ公開分の記号を全て合わせました。極力このルールに則って書いていこうと思ってますので御付き合いくださいませ。
3人はその量をみて思わず怒るのを通り越して呆れかえる程の画像や写真が出てきていた。
直ぐさま焼却・処分を思い立ったが、中には凄く自然な画像や写真もあり、はやてが預かり見せても問題なさそうな物を選び、撮られた者に渡す事にした。本人が処分したいのであればそれで構わないし、元々全部処分する物だからだ。
「誰かに手伝って欲しいところやけど・・・流石にな~っ。あっこれも処分っと」
そこで、写真を机に広げて選り分けていた訳である。
「ん?・・・あれ??・・・ふ~ん」
その時、はやてはあることに気付いた。
【コンコン】
「はい~どうぞ~開いてますよ」
「失礼します・・わっ凄いねこれ。例の?」
なのはが部屋に入ってきて、机上に広げられた写真を改めて見直した。
「そうなんよ、よくもまぁって感じやね・・あっこれなのはちゃんの分や」
差し出された写真の束を受け取って1枚ずつ見るなのは。思わず笑みがこぼれている。
「ありがとう・・へぇ~こんな所撮ってたんだ」
その写真には六課にやって来たヴィヴィオが怖がってなのはから離れない様しっかりと抱きついて、なのはも少し困った顔をしている。
「捨てるのはちょっと勿体ないやろ?」
「そうだね~ヴィヴィオもあのカメラで毎日いっぱい撮ってるんだよ。それでね・・・・」
「え?そんな事あったん?」
なのはの口から出た言葉からはやては少し何かを考えた。
■がつ■△にち
きょうはやてさんにかみをもらった。ちけっとっていうんだって。
いっしょにみてきてなだって。
なのはままにみせたら、よかったねって
とってもうれしい
なのはままもふぇいとままもすばるさんもあいなさんもしゃまるせんせいもしぐなむさんもざふぃーらもみんなおしごとがあっていけないって
つまんない
でも、う゛ぁいすさんがいっしょにいってもいいよって
やった~う゛ぁいすさんありがとう。だいすきっ
よるになのはままがいっしょにあそびにいこうって
うれしい。
でも、う゛ぁいすさんにやくそくしてるからごめんなさい
やくそくはまもらないとだめっだってままとやくそくしたから
なのはままにごめんなさいっていったら、すごくこわいえいがだからう゛ぃう゛ぃおないちゃうよって。えいがってなにかわかんないけどこわいのいや
う゛ぁいすさんになのはままからいってくれるって
う゛ぁいすさんごめんね
「ヴィヴィオ、一緒に見に行ってきてな」
「??ありがとう。はやてさん」
ヴィヴィオははやてから綺麗な絵が描かれた紙を貰った。そのままなのはがいつも居る部屋にトテトテと走っていった。その後ろ姿を見つめて
「さてと・・あとはもう1人やね!」
とヴィヴィオと同じ方へはやても向かった。
「なのはママ」
「ん?どうしたのかな、ヴィヴィオ」
「これ貰った、いっしょにいってきてなって」
「クスッ、はやてちゃんから貰ったんだチケット。よかったね。ん?コード?」
ヴィヴィオがはやての口調を真似て言った事が少し面白かったらしく、クスリと笑いながらチケットを受け取ったなのはは端末を少し触る。
「ん~ゴメンね、ヴィヴィオ。なのはママお仕事で一緒に行けないんだ」
「・・・・」
「ねぇヴィヴィオ、みんなに『いっしょにいってきてな』って連れて行って貰える人探してみない?」
「・・・うん・・」
ヴィヴィオはそんななのはの言葉に渋々頷いた。
「フェイトママもその日お仕事なんだ。ゴメンね、ヴィヴィオ」
「・・・・」
トテトテトテトテトテ・・・
「あっ、その日ちょっと用事あって・・」
「・・・ティアナさんは?」
「あ~えっとティアもその日一緒だから・・・」
「・・・うん・・わかった・・・」
トテトテトテトテ・・・
「えっと私達も仕事で、ねぇエリオ君」
「えっ・・あっ、そ、そうそうなんだ・・」
「ごめんなさいねヴィヴィオ」
「・・・うん・・いい」
トテトテトテ・・・
「ヴィヴィオ、ゴメンね。私、その日少し遠くに行かないといけないの」
「・・・うん、わかった」
トテトテ・・
「ごめんなさいね。私もシグナムもその日仕事なの」
「すまない」
「・・・うん・・」
「ザフィーラは?」
「ザフィーラは・・えっと・・・そう!動物は入れないの。」
『シャマル・・・我を何と・・・』
翌日ヴィヴィオは一緒に連れて行って貰おうと、隊舎でトテトテと走り回っていた。しかし、何故か聞いた後チケットを見て端末を見た後、色々な理由で無理と断られた。
そんな中、最後に寄った医務室でシグナムがヴィヴィオに希望の光を渡した
「その日ヴァイスがオフシフトだったはず」
トテ・・・
「ヴァイスさん・・」
「おぅ、どうした?ヴィヴィオ、そんなに暗い顔して?」
「これ『いっしょに見に行ってきてな』って貰ったの」
「ほう、映画のチケットか~良かったなヴィヴィオ♪」
・・・ここまでは全員よく似た答え方・・
「へぇ~新作か~いいな~。ん?コード?」
差し出したチケットを見てヴァイスは手元の端末を引き出した。
・・・これもみんな一緒・・
「・・・・」
ヴィヴィオはジーっとヴァイスを見つめた。
みんな一緒の答え方をしていた為、ヴァイスももしかするとという不安感はより一層増していた。ヴァイスは少し考えてから
「じゃあ、俺と一緒に見に行くか?」
「・・・いいの?」
不安げに聞くヴィヴィオにしゃがんでニカッっと答えた
「ああ!丁度その日休みだしな。俺と一緒じゃ不満か?」
「ううん、ありがとうヴァイスさん♪」
ヴィヴィオは嬉しくてヴァイスにしっかと抱きついた。
同じ頃
「あっ、あのな~」
「えっと、はい♪いいですよ」
「うん、ありがとな~」
別の場所でもチケットが渡っていた
「良かったね~ヴィヴィオ」
「うん♪」
その夜、ヴィヴィオはなのはにチケットの話をしていた。余程嬉しかったのだろう。
「でも・・・この映画、すっごく怖いけど、ヴィヴィオいいの?」
「えいが?こわいの?」
喜びに満ちていた顔が一瞬に変わる。映画のチケットという事を知らずに走り回ったらしい・・
もちろん、内容まで判っていないだろう。
「うん、とっても怖いよ」
「・・・・」
いきなり沈みこんだヴィヴィオを見て
「ねぇヴィヴィオ?なのはママと一緒にお出かけしようか?」
「でも・・・お仕事・・それに約束した・・・」
「う~ん、それじゃヴァイスさんになのはママからごめんなさいって言ってあげるから、一緒にお出かけしない?」
「うん!」
喜ぶヴィヴィオを見て、少し胸が痛んだ気がした。
-翌日-
「えっと・・・ここで待ち合わせだったかな」
「そろそろ一緒に来る頃か・・・」
【PiPiPi・・】
その時2人の端末にメールが入る。それを見て一瞬だけ顔を曇らせる女性と自嘲気味に笑う男
「「う~、しょうがないか」」
同じ言葉を発して、互いに声の主を見ると
「「あっ」」
再び同じ様に声をあげた。そして2人は同じように手に持ったチケットを見せ合った。
発券番号が続いている。
それを見て2人少し笑ってから
「やっぱり策士ですね♪一緒にどうです?」
「喜んで!」
と2人揃ってシアターに入っていった。
おしまい
アフター
【コード】L1-ヴァイスに行くようにセッティングよろしく(ヴァイスを除く全員へ)
【コード】L1ヴィヴィオと一緒に遊んできてな。費用はこっちでOKや(なのはのみ)
【コード】L1-S3はS4と一緒やで!(スバルのみ)
【コード】S1-前まで一緒に行くのでよろしくね(ヴァイスのみ)
「これはもう要らんね」
と書かれたコードをはやてはポンと消した。
「ねぇはやてどうして、こんな事したの?」
傍にいたフェイトが聞くと
「う~ん・・ちょっとな!強いて言えば【黒翼やなくて白翼みたいな事もしたい】って事かな」
「ふ~ん、なるほどね~」
アフターその2
「で、リイン・・・何や?この請求書の山は?」
数日後、出勤してきたはやての机の上には多数の請求書が置いてあった。
「さっきなのはさんが、はやてちゃんに『みんなで楽しく遊んできました』って伝言を頼まれました。とっても楽しかったのに、来れないなんて残念です。」
その請求書の一番下には1枚の写真があった。
そこにはなのはとヴィヴィオはもちろんの事、スバルやギンガ・エリオ・キャロ・フェイト・アルト・ルキノ・シャーリー、そして教会のカリムにシャッハ・ヴェロッサとリンディとロウラン親子、アルフにクロノ・エイミイ・ユーノとシグナム・シャマル・ヴィータ・ザフィーラとリイン、更にはどうやって教えたのかと、高町家の4人&鈴香・アリサの姿まで一緒に写っていた。
つまりはやて以外のほぼ全員・・・
「そ・・そんな殺生な~」
部隊長室の傍ではやての悲鳴を聞いてなのはは
「『策士、策に溺れる』だよ♪はやてちゃん。ヴィヴィオをいっぱい悲しませた罰♪」
と言い残して戻っていった。
~~こめんと~~
御察しの通り、某探偵モノアニメのタイトルです(笑)
何をさせたかったのか?というのは最後の部分で、簡単に思いついたのですが、ヴィヴィオの日記帳にくっつけるのが一番大変でした。
「日常風景-ヴィヴィオの日記-日常日常風景」の中に
「推理編」「回答編」を組み込む・・・絶対無理~って思ったので
アフターを1/2と書きました。
日記帳「いち」「ろく」「きゅう」を先に読んでいただけると、少しだけ楽しくなります。
今回の更新で、ヴィヴィオの日記帳のブログ公開分の記号を全て合わせました。極力このルールに則って書いていこうと思ってますので御付き合いくださいませ。
Comments
ありがとうございます。
「狸と狐の化かし合い」はバッチリ意識してました。
(元々は某氏のフォックスフェイトとStrikerSの「狸娘」で思いついてたりします)
と、頭に浮かんでしまいました。
今回は狐(前世(w で狐が親友でしたし)の勝利みたいですが
毎回ありがとうございます。今回はヴィヴィオ主体じゃないのでかなり無理したかも知れません。
>縞リス様
はじめまして、ありがとうございます。
実は策士の裏に更に策士が居た!!というより少し頭冷やそうか?パターンですね(笑)
>ショウ様
毎回ありがとうございます。ヴィヴィオが走り回れば回るほどチケットの場所が判らなくなっていく。
もう少し上手く書く事が出来れば・・すみません
>しいなさん
なのはが実は一番怖かったと言うことでしょうか、遠慮無いですね、本当に。チケットの所はAsのSSでお花見の連絡のシーンをイメージしていたのですが、難しいです
何か色々と裏話があって埋もれているのかな?
そして、ヴィヴィオの事を考えて逆手に取ったなのはも怖いね。
でも楽しいですね、なのはでこういう推理ものもw
はやての【黒翼やなくて白翼みたいな事もしたい】という台詞がすごく良かったですよ。
策士のはやてが負けてる(笑)
やはり娘の涙には弱いなのはママがいい!!
面白かったです!