第48話「彼女たちの影」
- リリカルなのは AdventStory > 第5章 聖王の意思
- by ima
- 2016.09.29 Thursday 04:30
「ねぇ、前から聞きたかったんだけど…オリヴィエ様ってどんな人だった?」
ヴィヴィオがジュースを飲もうとしているとチェントが聞いてきた。
「私も気になってたんだ~、昔の鎧姿がすっごく格好良かった。」
大人ヴィヴィオも話に入ってくる。2人のアリシアも何か話していたみたいだけれど私達の会話が気になって
「ねぇ何の話?」
「オリヴィエ様ってどんな人だったのかなって。お姉ちゃんも気になるでしょ?」
ヴィヴィオがジュースを飲もうとしているとチェントが聞いてきた。
「私も気になってたんだ~、昔の鎧姿がすっごく格好良かった。」
大人ヴィヴィオも話に入ってくる。2人のアリシアも何か話していたみたいだけれど私達の会話が気になって
「ねぇ何の話?」
「オリヴィエ様ってどんな人だったのかなって。お姉ちゃんも気になるでしょ?」
チェントが大人アリシアに聞くと彼女はう~んと少し考えて私達を見る。
「そうね~何となく想像できなくもないわね…ヴィヴィオ達とチェントの共通点を持った人でしょう。」
そう言われてしまうと言い返しようもないと大人ヴィヴィオと顔を見合って苦笑いする。
「う~ん…強情…じゃなくて自分の信念を曲げないって所とかはそっくりだったかな。チェント、私の妹の方だけど目の前でヴィヴィオとの模擬戦見せられてトラウマになりかけたり…振り回されてばっかりだったかな。」
「え…」
アリシアが言うとチェントが一瞬顔を強ばらせたのを見てクスッと笑った。まだ会って…別れて1年も経っていないのに何だか凄く前の事の様に思える。
「色んな意味で凄いかった。その模擬戦で何度も叩きつけられたり投げられたりして…それに骨も折られちゃったけど…本当に…凄く優しい王さまだった。」
感慨にふけりながら言うアリシアに頬を緩ませたけれどその話を聞いた異世界の3人は逆に頬を引きつらせて数歩引いていた。
「もしかして…あんたたちそっちの趣味が?」
(そっち? …!!!)
顔を真っ赤にして言い返す。
「ち、違うよ~っ! オリヴィエと2回戦って2回とも負けたけど…その後直ぐにユーリの事件があって、オリヴィエが居なかったらユーリやシュテル達を助けられなかった。」
砕け得ぬ闇事件でヴィヴィオの背を押してくれたのは彼女だった。
彼女の方が強くて、多分彼女だけでも時間軸の衝突は防げただろう。でもそうしなかった。
それが別れ際の言葉で判った。彼女が還る時を思い出す。
「言われたんだ。『私は私の願う未来を進みなさい。ゆりかごの聖王…ベルカ聖王の末裔という枷に捕らわれず、転移の始祖の思いを持って…1人のヴィヴィオとして。』チェントには今のチェント位になったら私から伝えて欲しいって言われてるんだけどね。多分…だけどヴィヴィオ達が来てるのを知ってたら会いたかったんじゃないかな。」
「ベルカ聖王の枷に捕らわれず…」
「始祖の思いを持って…」
「1人のヴィヴィオとして…」
私が言った言葉を大人アリシア、チェント、そして大人ヴィヴィオは噛み締めるように反芻するのだった。
一方、所と世界と時間が少し変わった元世界のミッドチルダの管理局地上本部では
八神はやてが満面の笑みを浮かべていた。
「はやてちゃん、さっきから凄く嬉しそうですが何か良いことありました?」
司令部補のリインが小さな体で湯飲みを持って飛んでくる。はやては受け取るとお茶を1口飲む。
「広報からのメッセージが来てな、早速フェイトちゃんが動いたみたいやね。」
「そうなんですか~、え~っと」
リインが端末を覗いた。
そこには広報が教導隊から送られたメッセージの抜粋が添付されていた。
高町なのは及びフェイト・T・ハラオウンの両名は保護者・後見人として特定の条件が整った場合に限り要請書に従い被保護者 高町ヴィヴィオの戦技披露会への参加を承諾する。
闇の書事件映像の公開以降、被保護者-高町ヴィヴィオの私的な生活空間が侵害されており盗撮・器物破損等の事件が発生している。
戦技披露会に参加した場合、以降はより多くの侵害を受ける可能性が高い。
よって被保護者の健全な成長と心身保護の為下記内容を特定の条件とする。
・戦技披露会以降の被保護者に対するメディアへの露出低減。
(先の撮影に付随する戦闘映像を含まれる)
・被保護者に対し第3者からの生活空間への不必要な干渉と侵害禁止。
・被保護者に関する管理局局員データベースへのアクセス保護。
尚、条件が満たされない又は戦技披露会以降に反された場合、被保護者の心身保護を最優先に行動する事を明記する。
「えっ? えぇぇぇぇぇっ! はやてちゃん!? これじゃまるで通告ですっ!」
思いっきり慌てふためくリインにはやては笑って言う。彼女が驚くのも無理はない。
この手の文書が飛び交うのは局員の異動を司る本局と各世界地上本部の人事系の部署位であり、他でこんな文書が飛んだら…
(普通は部署間での宣戦布告やね)
「多分フェイトちゃんが考えたんやろね。正式な要請に対して真っ向から通告文で条件突きつけてるな。」
あえて『行動する』と書いてあるのは相手の読み方によってなのはとフェイトがどんな行動を取るか判らないとプレッシャーを与える為に考えたのだろう。
まぁ自分の所属部隊で隠し事をされるだけでも良い気はしないのに、それが娘の事になれば…
2人もそれなりに怒っているらしい。
あえて教導中のなのはではなくフェイトから出されていたのも彼女の発案だろう。
同じ部隊のメンバーではなく、法を律する執務官からでは同じ文書でも重みが全く異なる。
その辺はクロノかリンディの入れ知恵だろうか。
「教導隊は要望書を取り下げるのは難しくて広報も含めて条件を呑む可能性が高くなっているそうや。何も起きてないなら良かったんやけど、既に公園が1つ壊れてるしな…誰が壊したんやろね。」
広報の彼から付け加えられたメッセージを読み、添付された公園の惨状を見る。あこまで破壊出来るのは…誰でも出来る物じゃない。
「そうなんですか…でも~、もしヴィヴィオが参加するなら対戦相手は誰になるんです? シグナムは毎年なのはさんとですし、ヴィータちゃんですか?」
「どうやろ? 普通に模擬戦したら多分ヴィータが勝つよ。魔力はヴィヴィオの方が多いけど経験の差も大きいからな。それに前みたいにヴィヴィオも必死にはならんやろうし…」
前回ヴィータはヴィヴィオと模擬戦をして完敗している。
しかしその時は試験官として挑んでおり叩き潰すと言っても本気ではなくなのはの策略にはまっていた。
戦技披露会という場で彼女本来の力を出せれば余程の事が無い限り負けはない。
もっともレリックと時空転移を使われたら流石に勝負にならないだろうが…
「他に…アインハルトとかあっ! ザフィーラが鍛えてる子とかも面白いな。2人ともデバイスが完成したら良い勝負するんとちゃう?」
2人のプライベートデータと彼女達用に設計中のデバイスデータを引き出す。
専用のデバイスを持てば2人も十分競えるレベル。
彼女達ならヴィヴィオやアリシアと競い合いながらもっと仲良くなれる。そんな気がした。
翌朝、ヴィヴィオはこっちの世界の高町家の前にやって来ていた。
(私がこっちに居た方が良いのは判ってるんだけど…本当に良いのかな?)
昨夜の事を思い出す。
「え? ヴィヴィオの所に行くの?」
「そ、良いアイデアでしょ♪ ヴィヴィオとアリシアにはこっちのヴィヴィオの家に行って貰うの」
食事後、これからどうするかという話の中で大人アリシアから言われた。
「私達は2~3日、今日のデータの解析とか他の情報収集に動くからその間ヴィヴィオ達にはこっちのヴィヴィオと一緒に居た方がいいかなって。なのはさんやフェイトから連絡あるかも知れないし、こっちのヴィヴィオがここ知ってるんでしょ? 出来れば巻き込みたくない。」
言われてハッと気づく。
この世界のヴィヴィオは1度ここに来ているからヴィヴィオが居ると知ればここに来る可能性があり彼女達とも会いかねない。
そうなると…自身の性格を考えれば間違い無く事件に関わってくる。彼女の言う通りそれだけは避けたい。
「わかった。後でメッセージ送るね。アリシアもいい?」
隣に居たアリシアに聞く
「うん…あっ、やっぱり待って。私はここに残っていいかな?」
頷いた後直ぐさま首を横に振った彼女に
「「えっ?」」
思わず2人揃って聞き返す。
「こっちのヴィヴィオはヴィヴィオが来てるのは知ってるし、フェイトやなのはさん、はやてさんはヴィヴィオさんが来てるのは判ってる。アリシアとチェントも特務6課で撮られてたら来てるのがバレちゃうでしょ。でも私は誰にも会ってないからみんな来てるのは知らない。今日調べるのも誰でも使える端末を使ってニュースとか見ただけでデバイスも使ってない。もしかするとこっちのヴィヴィオが『私も来てるの?』って聞くかもだけど…」
「…そっか…アリシアが居るのは誰も知らないんだ。」
「それに3人ともミッドチルダでそのまま出かけたら直ぐに知られちゃうから、今日みたいなのは手伝えないけど外で普通に調べられるし、ヴィヴィオと連絡取るのも私が居た方が良いでしょ。」
「それはそうだけど…本当にいいの?」
「うん♪ 何かあったら教えて」
笑顔で言われたら流石に引き下がるしかなく、結局ヴィヴィオは1人高町家へ赴いた。
「あーっ! おかえりヴィヴィオっ!」
彼女から借りていたデバイスを取り出して呼び出そうとした時、後ろから大声で名前を呼ばれて驚いて飛び上がりそうになる。
「び、ビックリした。驚かさないでよ。」
「ごめ~ん、ジョギングから帰って来たら家の前に居るんだもん。立ってないで中に入って入って♪」
背中を押されるままヴィヴィオは家の中に入っていった。
~コメント~
今話はタイトルの通り3人の影が垣間見える話でした。
1人はオリヴィエで後の2人は…なかなか登場させるタイミングが…
ちなみに戦技披露会にヴィヴィオが~という話ですが、
負けたヴィータが再戦を望んでいたのと、ヴィヴィオの周りが色々大変な事になっているのを予測していたはやてがリンディと組んでそれとなく話を広げていた…というサブプロットもあったのですが
…流石にそこまでするのは酷すぎると思ったのでボツにしています。
「そうね~何となく想像できなくもないわね…ヴィヴィオ達とチェントの共通点を持った人でしょう。」
そう言われてしまうと言い返しようもないと大人ヴィヴィオと顔を見合って苦笑いする。
「う~ん…強情…じゃなくて自分の信念を曲げないって所とかはそっくりだったかな。チェント、私の妹の方だけど目の前でヴィヴィオとの模擬戦見せられてトラウマになりかけたり…振り回されてばっかりだったかな。」
「え…」
アリシアが言うとチェントが一瞬顔を強ばらせたのを見てクスッと笑った。まだ会って…別れて1年も経っていないのに何だか凄く前の事の様に思える。
「色んな意味で凄いかった。その模擬戦で何度も叩きつけられたり投げられたりして…それに骨も折られちゃったけど…本当に…凄く優しい王さまだった。」
感慨にふけりながら言うアリシアに頬を緩ませたけれどその話を聞いた異世界の3人は逆に頬を引きつらせて数歩引いていた。
「もしかして…あんたたちそっちの趣味が?」
(そっち? …!!!)
顔を真っ赤にして言い返す。
「ち、違うよ~っ! オリヴィエと2回戦って2回とも負けたけど…その後直ぐにユーリの事件があって、オリヴィエが居なかったらユーリやシュテル達を助けられなかった。」
砕け得ぬ闇事件でヴィヴィオの背を押してくれたのは彼女だった。
彼女の方が強くて、多分彼女だけでも時間軸の衝突は防げただろう。でもそうしなかった。
それが別れ際の言葉で判った。彼女が還る時を思い出す。
「言われたんだ。『私は私の願う未来を進みなさい。ゆりかごの聖王…ベルカ聖王の末裔という枷に捕らわれず、転移の始祖の思いを持って…1人のヴィヴィオとして。』チェントには今のチェント位になったら私から伝えて欲しいって言われてるんだけどね。多分…だけどヴィヴィオ達が来てるのを知ってたら会いたかったんじゃないかな。」
「ベルカ聖王の枷に捕らわれず…」
「始祖の思いを持って…」
「1人のヴィヴィオとして…」
私が言った言葉を大人アリシア、チェント、そして大人ヴィヴィオは噛み締めるように反芻するのだった。
一方、所と世界と時間が少し変わった元世界のミッドチルダの管理局地上本部では
八神はやてが満面の笑みを浮かべていた。
「はやてちゃん、さっきから凄く嬉しそうですが何か良いことありました?」
司令部補のリインが小さな体で湯飲みを持って飛んでくる。はやては受け取るとお茶を1口飲む。
「広報からのメッセージが来てな、早速フェイトちゃんが動いたみたいやね。」
「そうなんですか~、え~っと」
リインが端末を覗いた。
そこには広報が教導隊から送られたメッセージの抜粋が添付されていた。
高町なのは及びフェイト・T・ハラオウンの両名は保護者・後見人として特定の条件が整った場合に限り要請書に従い被保護者 高町ヴィヴィオの戦技披露会への参加を承諾する。
闇の書事件映像の公開以降、被保護者-高町ヴィヴィオの私的な生活空間が侵害されており盗撮・器物破損等の事件が発生している。
戦技披露会に参加した場合、以降はより多くの侵害を受ける可能性が高い。
よって被保護者の健全な成長と心身保護の為下記内容を特定の条件とする。
・戦技披露会以降の被保護者に対するメディアへの露出低減。
(先の撮影に付随する戦闘映像を含まれる)
・被保護者に対し第3者からの生活空間への不必要な干渉と侵害禁止。
・被保護者に関する管理局局員データベースへのアクセス保護。
尚、条件が満たされない又は戦技披露会以降に反された場合、被保護者の心身保護を最優先に行動する事を明記する。
「えっ? えぇぇぇぇぇっ! はやてちゃん!? これじゃまるで通告ですっ!」
思いっきり慌てふためくリインにはやては笑って言う。彼女が驚くのも無理はない。
この手の文書が飛び交うのは局員の異動を司る本局と各世界地上本部の人事系の部署位であり、他でこんな文書が飛んだら…
(普通は部署間での宣戦布告やね)
「多分フェイトちゃんが考えたんやろね。正式な要請に対して真っ向から通告文で条件突きつけてるな。」
あえて『行動する』と書いてあるのは相手の読み方によってなのはとフェイトがどんな行動を取るか判らないとプレッシャーを与える為に考えたのだろう。
まぁ自分の所属部隊で隠し事をされるだけでも良い気はしないのに、それが娘の事になれば…
2人もそれなりに怒っているらしい。
あえて教導中のなのはではなくフェイトから出されていたのも彼女の発案だろう。
同じ部隊のメンバーではなく、法を律する執務官からでは同じ文書でも重みが全く異なる。
その辺はクロノかリンディの入れ知恵だろうか。
「教導隊は要望書を取り下げるのは難しくて広報も含めて条件を呑む可能性が高くなっているそうや。何も起きてないなら良かったんやけど、既に公園が1つ壊れてるしな…誰が壊したんやろね。」
広報の彼から付け加えられたメッセージを読み、添付された公園の惨状を見る。あこまで破壊出来るのは…誰でも出来る物じゃない。
「そうなんですか…でも~、もしヴィヴィオが参加するなら対戦相手は誰になるんです? シグナムは毎年なのはさんとですし、ヴィータちゃんですか?」
「どうやろ? 普通に模擬戦したら多分ヴィータが勝つよ。魔力はヴィヴィオの方が多いけど経験の差も大きいからな。それに前みたいにヴィヴィオも必死にはならんやろうし…」
前回ヴィータはヴィヴィオと模擬戦をして完敗している。
しかしその時は試験官として挑んでおり叩き潰すと言っても本気ではなくなのはの策略にはまっていた。
戦技披露会という場で彼女本来の力を出せれば余程の事が無い限り負けはない。
もっともレリックと時空転移を使われたら流石に勝負にならないだろうが…
「他に…アインハルトとかあっ! ザフィーラが鍛えてる子とかも面白いな。2人ともデバイスが完成したら良い勝負するんとちゃう?」
2人のプライベートデータと彼女達用に設計中のデバイスデータを引き出す。
専用のデバイスを持てば2人も十分競えるレベル。
彼女達ならヴィヴィオやアリシアと競い合いながらもっと仲良くなれる。そんな気がした。
翌朝、ヴィヴィオはこっちの世界の高町家の前にやって来ていた。
(私がこっちに居た方が良いのは判ってるんだけど…本当に良いのかな?)
昨夜の事を思い出す。
「え? ヴィヴィオの所に行くの?」
「そ、良いアイデアでしょ♪ ヴィヴィオとアリシアにはこっちのヴィヴィオの家に行って貰うの」
食事後、これからどうするかという話の中で大人アリシアから言われた。
「私達は2~3日、今日のデータの解析とか他の情報収集に動くからその間ヴィヴィオ達にはこっちのヴィヴィオと一緒に居た方がいいかなって。なのはさんやフェイトから連絡あるかも知れないし、こっちのヴィヴィオがここ知ってるんでしょ? 出来れば巻き込みたくない。」
言われてハッと気づく。
この世界のヴィヴィオは1度ここに来ているからヴィヴィオが居ると知ればここに来る可能性があり彼女達とも会いかねない。
そうなると…自身の性格を考えれば間違い無く事件に関わってくる。彼女の言う通りそれだけは避けたい。
「わかった。後でメッセージ送るね。アリシアもいい?」
隣に居たアリシアに聞く
「うん…あっ、やっぱり待って。私はここに残っていいかな?」
頷いた後直ぐさま首を横に振った彼女に
「「えっ?」」
思わず2人揃って聞き返す。
「こっちのヴィヴィオはヴィヴィオが来てるのは知ってるし、フェイトやなのはさん、はやてさんはヴィヴィオさんが来てるのは判ってる。アリシアとチェントも特務6課で撮られてたら来てるのがバレちゃうでしょ。でも私は誰にも会ってないからみんな来てるのは知らない。今日調べるのも誰でも使える端末を使ってニュースとか見ただけでデバイスも使ってない。もしかするとこっちのヴィヴィオが『私も来てるの?』って聞くかもだけど…」
「…そっか…アリシアが居るのは誰も知らないんだ。」
「それに3人ともミッドチルダでそのまま出かけたら直ぐに知られちゃうから、今日みたいなのは手伝えないけど外で普通に調べられるし、ヴィヴィオと連絡取るのも私が居た方が良いでしょ。」
「それはそうだけど…本当にいいの?」
「うん♪ 何かあったら教えて」
笑顔で言われたら流石に引き下がるしかなく、結局ヴィヴィオは1人高町家へ赴いた。
「あーっ! おかえりヴィヴィオっ!」
彼女から借りていたデバイスを取り出して呼び出そうとした時、後ろから大声で名前を呼ばれて驚いて飛び上がりそうになる。
「び、ビックリした。驚かさないでよ。」
「ごめ~ん、ジョギングから帰って来たら家の前に居るんだもん。立ってないで中に入って入って♪」
背中を押されるままヴィヴィオは家の中に入っていった。
~コメント~
今話はタイトルの通り3人の影が垣間見える話でした。
1人はオリヴィエで後の2人は…なかなか登場させるタイミングが…
ちなみに戦技披露会にヴィヴィオが~という話ですが、
負けたヴィータが再戦を望んでいたのと、ヴィヴィオの周りが色々大変な事になっているのを予測していたはやてがリンディと組んでそれとなく話を広げていた…というサブプロットもあったのですが
…流石にそこまでするのは酷すぎると思ったのでボツにしています。
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