第05話「宿無し仔犬」
- リリカルなのは AgainStory4 > 第1章 繋がる世界
- by ima
- 2021.05.17 Monday 21:36
「成る程な~……」
レールトレインの中、ノーヴェは背を窓に預けながらウィンドウに表示されたテキストを読んでいた。
港湾レスキューの退局が決まったノーヴェはフロンティアジムへの転職迄の1週間をトレーナー資格取得の為の勉強時間に充てていた。
救助要請や事故があれば休みでも呼び出されるのだから彼女の有休は最大日数まで貯まっていた。
本来であれば飛び込みで受かる様な資格ではないのだけれど、元々レスキューとして人命救助や救護で必要な資格を持っていたので免除される内容も多く、実務時間が必要な資格も既にクリアしていて、それ程根を詰めなくても取れると知って転職前に取っておく事にしたのである。
レールトレインの中、ノーヴェは背を窓に預けながらウィンドウに表示されたテキストを読んでいた。
港湾レスキューの退局が決まったノーヴェはフロンティアジムへの転職迄の1週間をトレーナー資格取得の為の勉強時間に充てていた。
救助要請や事故があれば休みでも呼び出されるのだから彼女の有休は最大日数まで貯まっていた。
本来であれば飛び込みで受かる様な資格ではないのだけれど、元々レスキューとして人命救助や救護で必要な資格を持っていたので免除される内容も多く、実務時間が必要な資格も既にクリアしていて、それ程根を詰めなくても取れると知って転職前に取っておく事にしたのである。
唯一の外出する用事、Stヒルデでの指導を終えてレールトレインでクラナガン方面へと向かい、家の最寄りの駅を降りた頃、デバイスが鳴った。
昔から使っているデバイス、退局する際もそのまま所持許可を貰って使っている。
「ん? ディエチ?」
ディエチからメッセージだった。
夕食時のお肉が足りないので帰りに買ってきて欲しいと書かれていた。「わかった」と返事を送っていつも買っている店へと歩みを進めた。
「んだと…」
「ったな…!」
「…の野郎!」
「殴りかかって…がっ!」
買った肉をショルダーバッグに入れて歩くこと数分、どこかで怒鳴り声が聞こえてきた。
時々金属音や苦悶の声も混ざっている。
「ん? ケンカか?」
戦闘機人は肉体も強化されているが、それと同等に視力や聴力も強化されている。
声の数からして10人以上
「騒ぎがでかくなる前に止めるか…」
そう呟いて駆けだした。
ノーヴェがその場所に着いた時、ほぼ勝敗は決まっていた。
男が数人で輪を作って中心に居る者を蹴り踏み続けている。
そのまま割り込んで止めようと思った瞬間、中央で淡い光が見えて輪になっていた男達が次々と吹っ飛んだ。
見事なカウンターだった。
立ち上がる者を見て驚く、それは男ではなく少女だった。背丈はヴィヴィオより少し大きい位…華奢に見えるが打たれ強さは人並み外れている。
だがそんな少女も人間だ。武器を持たれたら只では済まない。案の定ぶち切れた男の1人が金属パイプを持って後ろから近づこうとしているのを見て
「お前等~その辺にしとけよ。これ以上するなら見逃せねえぞ。」
5メートル程ある柵を跳び越えた。
「あ、なんなんだよ貴様は!」
「邪魔すんな!」
男が2人こっちを睨む。
「そういう訳にもいかないんだ…これでも局員だからな。警邏隊呼ぶ前にしょっ引くぞ。」
男が持っていた金属パイプを奪うとねじ切るように曲げて投げ返す。
突然現れてパイプを飴細工の様に曲げてしまったノーヴェに恐れを抱いた男達は雲を散らす様に逃げていった。
残るは立ち尽くした少女1人
「酷くやられたみたいだけど? 平気か?」
「ウァアアアアッ!」
「っと…危なっ!」
ノーヴェに対して殴りかかってくるが、彼女はそれを避ける。そして少女はそのまま倒れて意識を失った。
「何するんだ…って、お~い…ったくしかたねえな~」
大きくため息をついて少女を肩で担いだ。
「ただいま~遅くなった」
「おかえり~お肉買ってきてくれた?」
ナカジマ家に入るとディエチがスリッパを鳴らしながら出迎えた。
肩に担いだ少女を見て、手に持った包丁を見る。
「大きい肉、いただきます。」
「食べるなっ!」
「冗談…鋭い突っ込み、流石私の妹♪」
姉ながら彼女の思考がわからない…どこかの回路がショートしてるんじゃないのかと時々疑ってしまう。
「途中でケンカしてたのを止めたんだ。気を失ってたから連れてきた。」
「チンク姉がもうすぐ帰ってくるって、傷薬と包帯買ってくる様に頼んでおくね。」
「サンキュ。それと肉は…これな。」
バッグに入れた包みを渡した。
「ん、ありがと。泥だらけみたいだからお風呂で拭いてあげて。着替え後で持っていくよ。」
「あいよ」
そう言うとディエチは包みを持ってキッチンへと戻っていった。それを見送ったノーヴェは少女の靴を脱がした後再び背負って家へとあがった。
「そうだ、ノーヴェって言うかナカジマ家の話聞いた?」
1週間程経った頃、ブレイブデュエルの世界、アリシアの練習に付き合っていたヴィヴィオは休憩中の彼女に話しかける。
「ナカジマ家の話? チンクさんからノーヴェさんがトレーナーの試験を1回で受かったって聞いたけどその話?」
「それもあるんだけど、家族が増えたんだって。ノーヴェが保護した女の子」
「へぇ~…、ナカジマ家は更に賑やかになるんだ♪ その子、どうして保護されたの?」
「Stヒルデから帰る途中でその子と沢山の男の人とケンカしてるところ見つけたんだって。気絶してたから家に連れ帰ったら教会系の孤児院出身だってわかって、ゲンヤさんが『今更1人増えても構わない』ってそのまま保護責任者になったってノーヴェが言ってた。」
「…流石、ナカジマ家のお父さん…。それだけ人数増えたら大変じゃない? ご飯もみんないっぱい食べるし…」
アリシアは苦笑いする。ギンガとスバルの姉妹だけでなく、チンク・ディエチ・ウェンディ、ノーヴェの4人を家族にしている。時々チェントもお泊まりさせて貰っているので賑やかだったりご飯が凄い量だと言うのは知っているみたいだ。
「そうでもないみたい。元々ナカジマ家のみんなって管理局員でしょ。ウェンディが執務官補になって本局で部屋借りてるから1部屋は空いてるんだって。それにノーヴェもフロンティアジムの方が凄く給料高くて驚いたって。」
「…世知辛いね、管理局…」
命がけの仕事が続く港湾レスキューよりも民間のジムトレーナーの方が給料が上だと聞いて笑顔を引きつらせる。ヴィヴィオも彼女の表情で何を考えてるのか察した。
「うん…」
「そういえば、ヴィヴィオはその女の子の名前知ってるの?」
ペットボトルに入ったスポーツドリンクを飲みながら聞かれて思い出す。
「ファミリーネームは…レヴェ…ちょっと忘れた。でもノーヴェは『フーカ』って呼んでたよ。」
「ブッ! ゲホゲホ…ッ」
突然アリシアが吹き出して咳き込んだ。
「あ、アリシア? 大丈夫?」
慌てて立ち上がって彼女の横に行って背中をさする。
「ゲホ…だ、大丈夫…びっくりしただけだから。あ~そういう風に繋がっちゃったんだ…」
「繋がったって? アリシア、フーカを知ってるの?」
どういう意味だろうと考えていると、以前彼女が暴力事件のあった話で『リンネ』を知っていると言っていたのを思い出す。
「うん、前に話したリンネと一緒にもう1人女の子が居て、その子がフーカだったの。こっちでも何処かで会うかな~とは思ってたんだけど予想外の所から繋がっちゃったからびっくりした。リンネはまだ裁判になるかどうか微妙なところみたいだから、そっちからなのかな~とかね。」
事件の話を聞いて2週間も経っていない。何が起きたかは色んなニュースでも伝えていたけれど何故起きたのかは調べようとしても判らなかった。それでも彼女は調べ続けていたらしい。
「そうなると私達が動いた方がいいかも…。ヴィヴィオ、戻ったらノーヴェさんにフーカさんもフロンティアジムで働けないか相談してくれない?」
「相談しなくてもいいかも…何日前からか一緒に行ってるみたいだよ。家族会議で『何もしないで衣食住を受けるわけにはいかない』ってフーカが言ったのをゲンヤさんが聞いて気に入ったって言ってたから。今はアルバイト…じゃなくて、『ノーヴェのお手伝い』で行ってるんだって。ケンカしてた相手がまた来るかも知れないからなるべく離れない様にしてるんじゃない?」
「そうなんだ…ん? Stヒルデに居る時は来てないよね? 申請もしてないから校内に入れない筈だし…」
彼女の言うとおり、Stヒルデ学院の敷地に誰でも入れる訳じゃ無い。ノーヴェもそれは知っているから彼女を連れて来ていないか…それとも…
「近くで待ってるんじゃないかな…帰ったら聞いてみる。申請出来そうなら私がしておくね」
「うん、お願い。」
(ノーヴェさん経由で繋がってたなんてね…予想外もいいところだよ。)
ブレイブデュエルのポッドに入ってデュエル相手を探す。
今居るグランツ研究所にはトッププレイヤーが数多く居る。勿論その中には私と同じ様に剣とスキルを組み合わせ始めた者も…増えている。
アリシアはそういう中で多くのデュエル…戦闘経験値を得ようとしていた。
初めてデバイスを使う者だけではなく、ヴィクターやミカヤの様に魔力資質もあって更に戦闘特化した人達も参加することが判ったからだ。
余裕なんか無い、より多くのデュエル経験をしてどんな相手でも即座に考えられる様に思考を早めなくてはいけない。
そして、こっちでも現れたリンネとフーカ…彼女達は知り合いだと思う。
彼女達を繋げるにはどうすればいいか…
フロンティアジムとノーヴェ…フーカ…繋げられる可能性は…2人…いや3人か…
(帰ったらちょっと動いてみるか…)
考えている間に相手が対戦を申し込んできた。点滅するデュエルの要求アイコンを叩いて頭を切り替えた。
~コメント~
ようやくと言いますか、やっとと言いますかフーカの登場です。とは言っても彼女達の出番まではもう少しお待ちください。
VividやVividStrikeと少し違っているのはナカジマ家です。チンクが研究所に出向、スバルとノーヴェが港湾レスキューに居るおかげでウェンディ以外は同じ家で暮らしています。(ウェンディもASシリーズの途中まではナカジマ家にi居たんですが…)
そんな面々が揃っていたら目が点になるのは食事中でしょう。全員が沢山食べるかは判りませんが、ギンガ・スバル・ノーヴェの食事量は凄いでしょうから『フーカ1人位増えても構わない』というゲンヤの言葉が暗に示しています。
それにしても管理局の懐事情…
昔から使っているデバイス、退局する際もそのまま所持許可を貰って使っている。
「ん? ディエチ?」
ディエチからメッセージだった。
夕食時のお肉が足りないので帰りに買ってきて欲しいと書かれていた。「わかった」と返事を送っていつも買っている店へと歩みを進めた。
「んだと…」
「ったな…!」
「…の野郎!」
「殴りかかって…がっ!」
買った肉をショルダーバッグに入れて歩くこと数分、どこかで怒鳴り声が聞こえてきた。
時々金属音や苦悶の声も混ざっている。
「ん? ケンカか?」
戦闘機人は肉体も強化されているが、それと同等に視力や聴力も強化されている。
声の数からして10人以上
「騒ぎがでかくなる前に止めるか…」
そう呟いて駆けだした。
ノーヴェがその場所に着いた時、ほぼ勝敗は決まっていた。
男が数人で輪を作って中心に居る者を蹴り踏み続けている。
そのまま割り込んで止めようと思った瞬間、中央で淡い光が見えて輪になっていた男達が次々と吹っ飛んだ。
見事なカウンターだった。
立ち上がる者を見て驚く、それは男ではなく少女だった。背丈はヴィヴィオより少し大きい位…華奢に見えるが打たれ強さは人並み外れている。
だがそんな少女も人間だ。武器を持たれたら只では済まない。案の定ぶち切れた男の1人が金属パイプを持って後ろから近づこうとしているのを見て
「お前等~その辺にしとけよ。これ以上するなら見逃せねえぞ。」
5メートル程ある柵を跳び越えた。
「あ、なんなんだよ貴様は!」
「邪魔すんな!」
男が2人こっちを睨む。
「そういう訳にもいかないんだ…これでも局員だからな。警邏隊呼ぶ前にしょっ引くぞ。」
男が持っていた金属パイプを奪うとねじ切るように曲げて投げ返す。
突然現れてパイプを飴細工の様に曲げてしまったノーヴェに恐れを抱いた男達は雲を散らす様に逃げていった。
残るは立ち尽くした少女1人
「酷くやられたみたいだけど? 平気か?」
「ウァアアアアッ!」
「っと…危なっ!」
ノーヴェに対して殴りかかってくるが、彼女はそれを避ける。そして少女はそのまま倒れて意識を失った。
「何するんだ…って、お~い…ったくしかたねえな~」
大きくため息をついて少女を肩で担いだ。
「ただいま~遅くなった」
「おかえり~お肉買ってきてくれた?」
ナカジマ家に入るとディエチがスリッパを鳴らしながら出迎えた。
肩に担いだ少女を見て、手に持った包丁を見る。
「大きい肉、いただきます。」
「食べるなっ!」
「冗談…鋭い突っ込み、流石私の妹♪」
姉ながら彼女の思考がわからない…どこかの回路がショートしてるんじゃないのかと時々疑ってしまう。
「途中でケンカしてたのを止めたんだ。気を失ってたから連れてきた。」
「チンク姉がもうすぐ帰ってくるって、傷薬と包帯買ってくる様に頼んでおくね。」
「サンキュ。それと肉は…これな。」
バッグに入れた包みを渡した。
「ん、ありがと。泥だらけみたいだからお風呂で拭いてあげて。着替え後で持っていくよ。」
「あいよ」
そう言うとディエチは包みを持ってキッチンへと戻っていった。それを見送ったノーヴェは少女の靴を脱がした後再び背負って家へとあがった。
「そうだ、ノーヴェって言うかナカジマ家の話聞いた?」
1週間程経った頃、ブレイブデュエルの世界、アリシアの練習に付き合っていたヴィヴィオは休憩中の彼女に話しかける。
「ナカジマ家の話? チンクさんからノーヴェさんがトレーナーの試験を1回で受かったって聞いたけどその話?」
「それもあるんだけど、家族が増えたんだって。ノーヴェが保護した女の子」
「へぇ~…、ナカジマ家は更に賑やかになるんだ♪ その子、どうして保護されたの?」
「Stヒルデから帰る途中でその子と沢山の男の人とケンカしてるところ見つけたんだって。気絶してたから家に連れ帰ったら教会系の孤児院出身だってわかって、ゲンヤさんが『今更1人増えても構わない』ってそのまま保護責任者になったってノーヴェが言ってた。」
「…流石、ナカジマ家のお父さん…。それだけ人数増えたら大変じゃない? ご飯もみんないっぱい食べるし…」
アリシアは苦笑いする。ギンガとスバルの姉妹だけでなく、チンク・ディエチ・ウェンディ、ノーヴェの4人を家族にしている。時々チェントもお泊まりさせて貰っているので賑やかだったりご飯が凄い量だと言うのは知っているみたいだ。
「そうでもないみたい。元々ナカジマ家のみんなって管理局員でしょ。ウェンディが執務官補になって本局で部屋借りてるから1部屋は空いてるんだって。それにノーヴェもフロンティアジムの方が凄く給料高くて驚いたって。」
「…世知辛いね、管理局…」
命がけの仕事が続く港湾レスキューよりも民間のジムトレーナーの方が給料が上だと聞いて笑顔を引きつらせる。ヴィヴィオも彼女の表情で何を考えてるのか察した。
「うん…」
「そういえば、ヴィヴィオはその女の子の名前知ってるの?」
ペットボトルに入ったスポーツドリンクを飲みながら聞かれて思い出す。
「ファミリーネームは…レヴェ…ちょっと忘れた。でもノーヴェは『フーカ』って呼んでたよ。」
「ブッ! ゲホゲホ…ッ」
突然アリシアが吹き出して咳き込んだ。
「あ、アリシア? 大丈夫?」
慌てて立ち上がって彼女の横に行って背中をさする。
「ゲホ…だ、大丈夫…びっくりしただけだから。あ~そういう風に繋がっちゃったんだ…」
「繋がったって? アリシア、フーカを知ってるの?」
どういう意味だろうと考えていると、以前彼女が暴力事件のあった話で『リンネ』を知っていると言っていたのを思い出す。
「うん、前に話したリンネと一緒にもう1人女の子が居て、その子がフーカだったの。こっちでも何処かで会うかな~とは思ってたんだけど予想外の所から繋がっちゃったからびっくりした。リンネはまだ裁判になるかどうか微妙なところみたいだから、そっちからなのかな~とかね。」
事件の話を聞いて2週間も経っていない。何が起きたかは色んなニュースでも伝えていたけれど何故起きたのかは調べようとしても判らなかった。それでも彼女は調べ続けていたらしい。
「そうなると私達が動いた方がいいかも…。ヴィヴィオ、戻ったらノーヴェさんにフーカさんもフロンティアジムで働けないか相談してくれない?」
「相談しなくてもいいかも…何日前からか一緒に行ってるみたいだよ。家族会議で『何もしないで衣食住を受けるわけにはいかない』ってフーカが言ったのをゲンヤさんが聞いて気に入ったって言ってたから。今はアルバイト…じゃなくて、『ノーヴェのお手伝い』で行ってるんだって。ケンカしてた相手がまた来るかも知れないからなるべく離れない様にしてるんじゃない?」
「そうなんだ…ん? Stヒルデに居る時は来てないよね? 申請もしてないから校内に入れない筈だし…」
彼女の言うとおり、Stヒルデ学院の敷地に誰でも入れる訳じゃ無い。ノーヴェもそれは知っているから彼女を連れて来ていないか…それとも…
「近くで待ってるんじゃないかな…帰ったら聞いてみる。申請出来そうなら私がしておくね」
「うん、お願い。」
(ノーヴェさん経由で繋がってたなんてね…予想外もいいところだよ。)
ブレイブデュエルのポッドに入ってデュエル相手を探す。
今居るグランツ研究所にはトッププレイヤーが数多く居る。勿論その中には私と同じ様に剣とスキルを組み合わせ始めた者も…増えている。
アリシアはそういう中で多くのデュエル…戦闘経験値を得ようとしていた。
初めてデバイスを使う者だけではなく、ヴィクターやミカヤの様に魔力資質もあって更に戦闘特化した人達も参加することが判ったからだ。
余裕なんか無い、より多くのデュエル経験をしてどんな相手でも即座に考えられる様に思考を早めなくてはいけない。
そして、こっちでも現れたリンネとフーカ…彼女達は知り合いだと思う。
彼女達を繋げるにはどうすればいいか…
フロンティアジムとノーヴェ…フーカ…繋げられる可能性は…2人…いや3人か…
(帰ったらちょっと動いてみるか…)
考えている間に相手が対戦を申し込んできた。点滅するデュエルの要求アイコンを叩いて頭を切り替えた。
~コメント~
ようやくと言いますか、やっとと言いますかフーカの登場です。とは言っても彼女達の出番まではもう少しお待ちください。
VividやVividStrikeと少し違っているのはナカジマ家です。チンクが研究所に出向、スバルとノーヴェが港湾レスキューに居るおかげでウェンディ以外は同じ家で暮らしています。(ウェンディもASシリーズの途中まではナカジマ家にi居たんですが…)
そんな面々が揃っていたら目が点になるのは食事中でしょう。全員が沢山食べるかは判りませんが、ギンガ・スバル・ノーヴェの食事量は凄いでしょうから『フーカ1人位増えても構わない』というゲンヤの言葉が暗に示しています。
それにしても管理局の懐事情…
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