21話 ヴィヴィオの反抗期?
- 短編集 > ヴィヴィオの日記帳
- by ima
- 2008.06.02 Monday 15:16
▲月◎日
ママと・・ずっといっしょ
みんなといっしょにいたいよ・・・
ある日ヴィヴィオはアイナが用意したおやつを美味しそうに頬張った。
その直後、口中で何か違和感があってそれを見た瞬間、蒼白になった。
ママと・・ずっといっしょ
みんなといっしょにいたいよ・・・
ある日ヴィヴィオはアイナが用意したおやつを美味しそうに頬張った。
その直後、口中で何か違和感があってそれを見た瞬間、蒼白になった。
「ねぇヴィヴィオ、どうしたの、お腹すいてないの?全然食べてないよ?」
「ううん・・だいじょうぶ」
少し早めに帰ってきたなのははヴィヴィオと一緒に夕食を食べる事にした。
アイナからおやつを食べている最中に元気がなくなって、いつもなら全部食べる筈のおやつもかなり残してそのまま外に出て行ったと聞いて少し気がかりだった。
いつもなのはが帰ってきたら真っ先に駆け寄って抱きついてくる。
そして帰ってきた時、心配した通り元気が無かった。
「ヴィヴィオ~どうしたの?熱は・・・ないよね?」
おでこに手を当てて熱を測るが特に熱くもない。食べている内に何か話してくれるかも知れないと思って一緒に来たのだが・・・・
「あ、なのは、ヴィヴィオ。私達も一緒にいい?」
困り果てていた所にフェイトとエリオ・キャロがやってきた。
「うん」
ヴィヴィオも頷く。フェイトもその時何か違和感を感じた。
『なのは、ヴィヴィオどうかしたの?』
『うん・・おやつを少し食べただけでその後ほとんど食べないの。』
念話で聞いたフェイトもヴィヴィオの額に手をあてるが特に熱があるという風でもない。
「ねぇ~ヴィヴィオ、どうしたのかな?なのはママもフェイトママも凄く心配してるよ。」
何か話してくれるかも知れないと期待した2人だったが、ヴィヴィオはうつむいたまま
「ううん・・だいじょうぶ・・お部屋に戻る」
とだけ答えてそのまま戻って行ってしまった。
残されたなのは達は本当にどうしたのかと心配せずにはいられなかった。
翌朝、朝練が終わりなのはもフェイトもヴィヴィオと一緒に朝食を取ろうと部屋に戻ってきていた。
普段は2人揃って朝食を食べるのは珍しかったが、今日は昨日のヴィヴィオの様子が気にかかっていた
「ヴィヴィオ~おはよう。今日はママ達と一緒にご飯食べようね」
「いらない・・・食べたくない」
「どうしたの?今日はママ達と一緒に食べよ?」
いくら呼んでもシーツから顔を出さないヴィヴィオに無理矢理引っ張り出すのも躊躇われ、
「うん、それじゃお昼は一緒に食べようね」
と声をかけて2人とも出て行った。
数十分後、ベッドから降りて顔を洗いに部屋から出た時
「ヴィヴィオ、おはよ~。もう元気になった?」
「一緒に食べようと思ってヴィヴィオのご飯も貰ってきたよ」
エリオとキャロが立っていた。昨日のおやつから殆ど食べておらず目の前のスープの臭いに誘われてお腹がグーと鳴り慌てて押さえる。
「中で待ってるから顔洗ってきてね」
「うん・・・・」
「「頂きます~。」」
「いただきます・・」
結局エリオとキャロと一緒にご飯を食べることになったヴィヴィオは注意して2人に【その事】を気付かせない用に食べ始めた。
病気かと心配していたがそうで無かった事に少し嬉しそうなエリオとヴィヴィオをじーっと見つめているキャロ。そしてパンを口に入れた瞬間
「あっ!・・・・もしかしてヴィヴィオ」
慌てて口を手で覆うが既に遅く
「キャロお姉ちゃん、ママに言わないで。」
「どうしたのキャロ?ヴィヴィオに何かあったの?」
キャロはクスリと笑い
「ヴィヴィオ・・それはね・・・。エリオ君・・」
「そうなの?」
キャロの話で納得がいったエリオも頷く。
「ヴィヴィオ~お昼は一緒に食べようね」
「良かった、間に合った。フェイトママも一緒だよ」
「うん!」
朝とはうって変わった様に嬉しそうに2人に駆け寄るヴィヴィオに何があったのか。それを知るのはもう少し後になってからだった。
△がつ□にち
ずっとままといっしょ
いっぱいたべておおきくなるの!
~~こめんと~~
ヴィヴィオより少し大きいくらいが平均らしいですが中にはヴィヴィオくらいで起こる方もいるそうです。
久しぶりにヴィヴィオの日記帳を更新です。キャロ本編の影響で少し書き方が変わったのですが、こういう感じでもいいなと思っていただけると嬉しいです。
Comments
虫歯なのか生え変わりなのか生え変わりは未だ早いか?
ミッドチルダの歯医者はどんな医者と治療でしょうか、期待してます頑張って下さい。
続き待ってますw