11話 つかの間の
- キャロSS 守りたいものはありますか? > 第02部 記憶(とき)を求めて
- by ima
- 2007.09.13 Thursday 23:44
キャロはエリオが朝練に出て行くのを見送ってから1人残った部屋を見回していた。
家具はともかく、一気にエリオの私物も入った事できちんと整理された中で何が何処にあるのかさっぱり判らない。
「・・まとめておいた方がいいよね!」
と服を取り出して着替え始めた。
家具はともかく、一気にエリオの私物も入った事できちんと整理された中で何が何処にあるのかさっぱり判らない。
「・・まとめておいた方がいいよね!」
と服を取り出して着替え始めた。
顔を洗った後、宿舎がら出て行くティアナを見かけ
「ティアナさん、おはようございます。」
「ん?あっおはよ~キャロ、一緒に起きたの?」
もはや誰と一緒とも聞かないあたりがティアナらしい
「はい♪ティアナさんは早朝練習ですよね?」
「うん、キャロは朝からどうしたの?着替えちゃって?」
キャロがいつも着ているスカート姿ではなく、キュロットと動きやすそうなシャツを着ている事をみて聞くと
「昨日部屋に荷物がいっぱい入ったから整理しようかと思って」
「そっか、頑張って。朝練終わったら一緒に食べよ!」
「はい」
「じゃぁ!」
「頑張ってください~」
駆けだしたティアナがキャロの応援に手を挙げたのをみて、キャロも気合いを入れた。
「え~っと・・・これがお兄ちゃんので・・・これが私ので・・・」
キャロとエリオの衣類系を出してはまとめ、それぞれの引き出しや棚に入れていった。一通り片付いた頃
【コンコン】
「は~い、どうぞ」
部屋の扉を開けると、そこにはエリオが立っていた。
「?お兄ちゃん自分の部屋なのにノックするって変なの♪朝練お疲れ様、お風呂に行くんだよね?」
パタパタと部屋の中へ戻り先ほどの続きをはじめた。自分の服やキャロの服が色々出てるのが気になって
「ねえ、キャロ?それって何してるの?」
「昨日急に荷物が入ったから整理してるの。お風呂行くんだったら着替えがその引き出しにあるから・・・あとこのタオルと」
と指を指したあとタオルを持ってエリオに渡して服の整理に戻った。
エリオはタオルを受け取った後言われた引き出しを開けて着替えを取ろうとした瞬間
凍った
まるでエターナルコフィンかミストルティンを受けたみたいに
「あ・・・・あの・・キャロ・・さん?」
「えっと、左側のがお兄ちゃんのだよ」
引き出しの中を直視したまま凍っているエリオが精一杯言った言葉をそのまま返されてしまった。それもその筈、エリオの目の前には自分の下着の横に見慣れぬ・・女の子用の・・・っ
プシューっと頭の上から湯気の上がる。
様子がおかしいエリオに、キャロは首をかしげた。
「お兄ちゃん?どうしたの?」
隣に行ってエリオの前で手を振ってみる・・・返事がない・・・
「ん?・・お~いお兄ちゃ~ん?」
固まったエリオの視線をだどってみると、
「あっ!」
キャロにも理由が判った。真っ赤になって俯く
『片付けてる時は全然意識しなかったけど・・・でも・・』
暫く気まずい雰囲気が流れる。
「あのね・・私達の服も一緒にしておいた方が・・・いいかなって」
「うん・・・・・」
「ダメかな?・・・・」
固まったままのエリオを覗き込む
「僕は・・・その・・・キャロは・・いいの?」
キャロの顔を見た途端固まっていたのがとけた様でキャロに聞き返した
「うん・・・お兄ちゃんが・・その・・・・いいなら・・」
「僕も・・・別に・・・うん・・・」
先ほどとはうって変わり甘い空気が辺りを漂う。
お互いに視線を合わせられずモジモジしていると
【コンコンッ】
「エリオ~準備できた~?私達先にシャワー行ってくるから」
「キャロ、もし良かったら一緒にいかない?」
外からの声でビクッとなるエリオとキャロ。どうやらスバルとティアナが呼びに来てくれたらしい。
「はい、僕もすぐ行きます」
「私も!」
「それじゃ、ここで待ってるから早くおいで~」
「キャロ、僕たちもいこ」
「うん♪」
偶然か狙ってかは判らないが、エリオはスバルとティアナの心遣いに感謝した。
「ティアナさん、おはようございます。」
「ん?あっおはよ~キャロ、一緒に起きたの?」
もはや誰と一緒とも聞かないあたりがティアナらしい
「はい♪ティアナさんは早朝練習ですよね?」
「うん、キャロは朝からどうしたの?着替えちゃって?」
キャロがいつも着ているスカート姿ではなく、キュロットと動きやすそうなシャツを着ている事をみて聞くと
「昨日部屋に荷物がいっぱい入ったから整理しようかと思って」
「そっか、頑張って。朝練終わったら一緒に食べよ!」
「はい」
「じゃぁ!」
「頑張ってください~」
駆けだしたティアナがキャロの応援に手を挙げたのをみて、キャロも気合いを入れた。
「え~っと・・・これがお兄ちゃんので・・・これが私ので・・・」
キャロとエリオの衣類系を出してはまとめ、それぞれの引き出しや棚に入れていった。一通り片付いた頃
【コンコン】
「は~い、どうぞ」
部屋の扉を開けると、そこにはエリオが立っていた。
「?お兄ちゃん自分の部屋なのにノックするって変なの♪朝練お疲れ様、お風呂に行くんだよね?」
パタパタと部屋の中へ戻り先ほどの続きをはじめた。自分の服やキャロの服が色々出てるのが気になって
「ねえ、キャロ?それって何してるの?」
「昨日急に荷物が入ったから整理してるの。お風呂行くんだったら着替えがその引き出しにあるから・・・あとこのタオルと」
と指を指したあとタオルを持ってエリオに渡して服の整理に戻った。
エリオはタオルを受け取った後言われた引き出しを開けて着替えを取ろうとした瞬間
凍った
まるでエターナルコフィンかミストルティンを受けたみたいに
「あ・・・・あの・・キャロ・・さん?」
「えっと、左側のがお兄ちゃんのだよ」
引き出しの中を直視したまま凍っているエリオが精一杯言った言葉をそのまま返されてしまった。それもその筈、エリオの目の前には自分の下着の横に見慣れぬ・・女の子用の・・・っ
プシューっと頭の上から湯気の上がる。
様子がおかしいエリオに、キャロは首をかしげた。
「お兄ちゃん?どうしたの?」
隣に行ってエリオの前で手を振ってみる・・・返事がない・・・
「ん?・・お~いお兄ちゃ~ん?」
固まったエリオの視線をだどってみると、
「あっ!」
キャロにも理由が判った。真っ赤になって俯く
『片付けてる時は全然意識しなかったけど・・・でも・・』
暫く気まずい雰囲気が流れる。
「あのね・・私達の服も一緒にしておいた方が・・・いいかなって」
「うん・・・・・」
「ダメかな?・・・・」
固まったままのエリオを覗き込む
「僕は・・・その・・・キャロは・・いいの?」
キャロの顔を見た途端固まっていたのがとけた様でキャロに聞き返した
「うん・・・お兄ちゃんが・・その・・・・いいなら・・」
「僕も・・・別に・・・うん・・・」
先ほどとはうって変わり甘い空気が辺りを漂う。
お互いに視線を合わせられずモジモジしていると
【コンコンッ】
「エリオ~準備できた~?私達先にシャワー行ってくるから」
「キャロ、もし良かったら一緒にいかない?」
外からの声でビクッとなるエリオとキャロ。どうやらスバルとティアナが呼びに来てくれたらしい。
「はい、僕もすぐ行きます」
「私も!」
「それじゃ、ここで待ってるから早くおいで~」
「キャロ、僕たちもいこ」
「うん♪」
偶然か狙ってかは判らないが、エリオはスバルとティアナの心遣いに感謝した。
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