第33話「魔法使いとして~1~」
- リリカルなのは AffectStory2 ~刻の護り人~ > 第6章 魔法使いとして
- by ima
- 2019.08.29 Thursday 15:40
指揮船になのは達が降りたのを見た後、ヴィヴィオもアリシアと一緒に指揮船へと向かった。
「ちょっと…ふらついてるけど大丈夫?」
「ハハハ…大丈夫…多分。」
心配するアリシアに笑ってごまかす。
空間転移で行ければいいのだけれど、今夜だけでスターライトブレイカーを2回、ストライクスターズ、そしてフレースヴェルグを使ったことで殆ど魔力を使い切ってしまっていて後を追いかけるように飛んで向かった。
「ヴィヴィオちゃん、アリシアちゃんもお疲れや♪」
甲板でははやてが出迎えてくれた。彼女も騎士甲冑から私服に戻っている。それを見てようやく事件が終わったのだと思えた。
私も降りてバリアジャケットから私服に戻った。
「ちょっと…ふらついてるけど大丈夫?」
「ハハハ…大丈夫…多分。」
心配するアリシアに笑ってごまかす。
空間転移で行ければいいのだけれど、今夜だけでスターライトブレイカーを2回、ストライクスターズ、そしてフレースヴェルグを使ったことで殆ど魔力を使い切ってしまっていて後を追いかけるように飛んで向かった。
「ヴィヴィオちゃん、アリシアちゃんもお疲れや♪」
甲板でははやてが出迎えてくれた。彼女も騎士甲冑から私服に戻っている。それを見てようやく事件が終わったのだと思えた。
私も降りてバリアジャケットから私服に戻った。
「あれ? フェイト達は? 一緒に降りてきたよね?」
ラウンジへと戻る間、アリシアがはやてに聞いた。彼女は局員が持って来てくれたはやての車椅子に座らされ私が押していた。
「フェイトちゃんとなのはちゃん、アミタさんは管理局に行ったよ。みんな怪我してたからな。アリシアちゃんとヴィヴィオちゃんはどうするん? 2人もボロボロみたいやけど?」
「私は…こんな状態だから」
「私は平気…って言いたいけどもうクタクタで魔力も残ってない。でも…管理局に行くわけにはいかないし…」
2人で苦笑いする。
「せやったらうちに来る? なのはちゃんやフェイトちゃんも時々お泊まりに来るから着替えもあるよ?」
顔を見合わせて
「じゃあ…お世話になろうかな。アリシアもいい?」
「お世話になります。」
こうして私達は少しの間八神家に身を寄せることにした。
後で聞いたらはやてが声をかけなかったらリンディが家に招くつもりだったらしい。
それから後を追ってきたシグナム達と合流し、支援部隊と交替してみんなで八神家へと向かった。その前にアリシアがある局員に
「アミタさんとキリエさんに伝えて下さい。直ぐに帰らない様に、帰る前に私達にも声をかけて下さい。」
と言った。
緊張感から解かれて既に眉が重くなってきていた私は
「………」
半分聞こえたような聞こえなかったような感じで何も言わず、シャマルの転移魔法で送られた後八神家の客室に敷かれた布団に入るなり深い眠りに落ちてしまった。
アリシアも隣で眠っていたのだけれど
「!? イタタタ…痛み止めが切れてきた? ヴィヴィオ、起きてっ!!ねえってば!ッタタタ!」
急に襲ってきた激痛に私を呼んでも起きなかったらしくて、バルディッシュを通じてフェイトを呼んだけれど彼女は管理局に行っていて繋がらず、結局貰った腕輪端末でエイミィを呼んで救護班が来る迄悶絶していたらしい。
翌朝私が起きた後「呼んだら起きてよっ、全然起きないんだからっ!!」とすごく怒られた。
ヴィヴィオ達が熟睡していた頃、管理局でも事件の後処理が始まっていた。
イリスやフィル、群体イリスが本局へと送られ、クロノを含む武装局員が治療の為本局に戻ったのと入れ替わる様に支援部隊が入り事件で巻き込んでしまった現地の修復を始めた。
そしてなのはも指揮船から本局に移送された後そのまま医局への入院となった。
イリスの自爆攻撃はアイギスのシールドによって殆ど無効化された。おかげで衝撃を受けた脳震盪によって一時的に気を失う程度だった。前の怪我もあるので診察・治療して貰って魔力が戻る迄自宅待機…となるのだけれど、今度ばかりは気絶した場所が問題だった。
爆発はアイギスが守ったが、その際に一時的にジャケットの機能を失ったまま宇宙空間に放り出されてしまった。
空気の有無、気温・気圧もそうだが地上では受けない過度の放射線を受けている可能性があり検査の為に入院措置が執られていた。
なのは本人は元気だったので翌朝目覚めたら直ぐに戻るか魔法の練習を希望した。
しかし…
「【嘱託魔導師 高町なのは 再三の命令無視により1週間の謹慎を命じる。違法渡航対策本部長レティ・ロウラン】」
翌日、フェイトとはやてがお見舞いで持って来たものが先の事件の対策本部長だったレティからの謹慎通知書だった。
「命令無視で謹慎って…ええっ~!」
「という訳やからレイジングハートも暫く没収な。まぁ修理中やから謹慎中は返ってこんやろうけど。あと謹慎中に魔法使ったら更に延びるから注意してな。」
「えっ!? ウソっ! シャーリーから明日には直るって」
「修理出来ても帰ってくるのは1週間後やね。」
思いっきり狼狽えるなのはを見て苦笑いするフェイトとはやて
「ど、どうして?」
「どうしてって…なぁ…フェイトちゃん」
はやてはヤレヤレといった顔でフェイトに続きを促す。
「うん。なのは、事件中だったからみんな何も言わなかったけどいくつ違反してたかわかってる?」
「いくつって…そんなに命令無視してないよ。」
「え~っと、パイルスマッシャーを勝手に放棄して、建造物の近くで集束砲を2回も使って、勝手にレイジングハートの改造プランを作って、副作用でどうなるか判らんフォーミュラーを勝手に取り込んで、建造物付近でブラストカラミティを使って、とどめに現場指揮官のクロノくんの命令無視して空に上がった…くらい?」
はやてが片手で足りず両手の指で数えながら言う。
「理由も気持ちもわかるけど本部でちょっと勝手にさせすぎてるって問題になってるんだって。だから退院するまで謹慎。」
後で考えても現場の判断と言えば納得せざる得ないところもあるし、レイジングハートの改造プランはなのはの意を汲んではいるけれどシャーリーとレイジングハートが考えたもので、ブラストカラミティはフェイトにも責任があるのだけれどそこはそれ、
【無茶をしたなのはを強制的に休ませる】
という全員の意見が一致し彼女に全部の責任を被せたのだ。
「『後々影響しないようにはするからしっかり処分を受けなさいって』レティ提督からの助言な。折角の休みなんやからしっかり休めばいいよ。その間に夏休みの宿題も出来るし♪」
「そんなぁ~…」
なのははガクッと肩を落とす。
「アミタさんやヴィヴィオちゃんも同じなのに…あっ!、フェイトちゃんだってフォーミュラー使える様になってたよね? 私だけなんて…」
「私は先にリンディ母さんに許可を貰ってからしたよ。勝手にはしてない。」
頬を膨らませて「ずるい~っ」と不満を言う彼女が可愛くてクスッと笑う。
「なのは、あきらめよう。ヴィヴィオは現地協力者で民間人、違反してても処分されないしアミタさんもまだ入院してるけど明日には退院、でも事件の聴取があるから暫くここからは出られない。キリエさんとイリスも同じ。」
「……でも、折角の夏休みなのに練習出来ないのは辛いよ~」
まだ幼い駄々っ子の様に言うなのはにフェイトとはやては苦笑いしながらも、いつも何処かで張りつめていた雰囲気が無くなった気がした。
フェイトとはやてがなのはの見舞いに行っていた頃、ヴィヴィオとアリシアは月村家に来ていた。
事件後、聴取の体制が整う迄シュテル、レヴィ、ディアーチェ、ユーリの4人は月村家に身を寄せていると聞いたからだ。
「へぇ~みんな仲良しなんだ。1番偉いのはだれ?」
「にゃ~」
「すずかじゃなくてみんなの中でだよ。じゃあ1番強いのは?」
「にゃー」
「のえる? あ~っだから人間じゃなくてっ!」
部屋の中でお茶を飲んでいるとテラスの近くでレヴィが猫と話しているのを聞いた。
「クスッ、レヴィは楽しいね。まるで猫とお話しているみたい。」
「本当、猫もレヴィの言ってること判ってるんじゃないかって思うよ。」
私がアリシアと揃って笑って言うと、隣で一緒にお茶を飲んでいたシュテルとディアーチェが何がおかしいのかと怪訝な顔をする。
「ええ、話していますね。」
「あやつ達の会話は我もわかるぞ? 我等は元々が猫だからな」
「はい。とっても仲良しだったんですよ。」
子猫と戯れていたユーリも言う。
何か変な言葉を聞いた気がしてアリシアと顔を見合わせる。
「…アレ? 私、何か変な事聞いた気がするんだけど…」
「ディアーチェ、みんなが猫だったって…」
「ああそうだ。」
「シュテルとレヴィも?」
「はい、我等3人…元は3匹の子猫ですね。」
「「うそぉぉおおおおっ!?」」
椅子から立ち上がって驚く。
そう、私とアリシアは夜天の書の力となのは達のデータが組み合わさって3人が生まれたと思っていたからだ。
まさか猫だったとは…。
「イリスも知ってますよ。エルトリアで弱っているところを保護したんです。」
「…あ~、だからユーリを助ける時にシュテルが『我等の主を』って言ってたの紫天の主っていう意味じゃなくて飼い主って意味だったんだ…。今納得した。」
座りながらも納得するアリシア。
「猫…だったんだ…」
余りにも予想外過ぎて私は驚きからなかなか元に戻れないでいた。
事件から2日後…ヴィヴィオとアリシアは八神家の1室を借りてあることを進めた。
「なんかいっぱいウィンドウが開いてて、何をしてるんかさっぱり…」
はやてとリイン、ヴィータが何をしているのかと覗きこんだ事があったがウィンドウがいっぱい並んでいたらしい。
2人は食事やお風呂等の時等の用事がある時以外部屋から全く出てこなくなった。
フェイトがアリシアと話をしたいと八神家を訪れたが
「今は忙しいの。部屋の中も見ちゃだめだし入ってこないでね。」
と言われて肩を落としていた。
それでも時折部屋から出てきたヴィヴィオとアリシアと短い時間でも話したいと思い、フェイトはなのはの見舞い後に毎日訪れていた。
そして…10日後
~コメント~
ユーリ救出戦でヴィヴィオが戦ったことでディアーチェがトリニティにならなかったのでこんなフラグが生まれてました。
ヴィヴィオ達が何をしているかは…次話でわかります。
ラウンジへと戻る間、アリシアがはやてに聞いた。彼女は局員が持って来てくれたはやての車椅子に座らされ私が押していた。
「フェイトちゃんとなのはちゃん、アミタさんは管理局に行ったよ。みんな怪我してたからな。アリシアちゃんとヴィヴィオちゃんはどうするん? 2人もボロボロみたいやけど?」
「私は…こんな状態だから」
「私は平気…って言いたいけどもうクタクタで魔力も残ってない。でも…管理局に行くわけにはいかないし…」
2人で苦笑いする。
「せやったらうちに来る? なのはちゃんやフェイトちゃんも時々お泊まりに来るから着替えもあるよ?」
顔を見合わせて
「じゃあ…お世話になろうかな。アリシアもいい?」
「お世話になります。」
こうして私達は少しの間八神家に身を寄せることにした。
後で聞いたらはやてが声をかけなかったらリンディが家に招くつもりだったらしい。
それから後を追ってきたシグナム達と合流し、支援部隊と交替してみんなで八神家へと向かった。その前にアリシアがある局員に
「アミタさんとキリエさんに伝えて下さい。直ぐに帰らない様に、帰る前に私達にも声をかけて下さい。」
と言った。
緊張感から解かれて既に眉が重くなってきていた私は
「………」
半分聞こえたような聞こえなかったような感じで何も言わず、シャマルの転移魔法で送られた後八神家の客室に敷かれた布団に入るなり深い眠りに落ちてしまった。
アリシアも隣で眠っていたのだけれど
「!? イタタタ…痛み止めが切れてきた? ヴィヴィオ、起きてっ!!ねえってば!ッタタタ!」
急に襲ってきた激痛に私を呼んでも起きなかったらしくて、バルディッシュを通じてフェイトを呼んだけれど彼女は管理局に行っていて繋がらず、結局貰った腕輪端末でエイミィを呼んで救護班が来る迄悶絶していたらしい。
翌朝私が起きた後「呼んだら起きてよっ、全然起きないんだからっ!!」とすごく怒られた。
ヴィヴィオ達が熟睡していた頃、管理局でも事件の後処理が始まっていた。
イリスやフィル、群体イリスが本局へと送られ、クロノを含む武装局員が治療の為本局に戻ったのと入れ替わる様に支援部隊が入り事件で巻き込んでしまった現地の修復を始めた。
そしてなのはも指揮船から本局に移送された後そのまま医局への入院となった。
イリスの自爆攻撃はアイギスのシールドによって殆ど無効化された。おかげで衝撃を受けた脳震盪によって一時的に気を失う程度だった。前の怪我もあるので診察・治療して貰って魔力が戻る迄自宅待機…となるのだけれど、今度ばかりは気絶した場所が問題だった。
爆発はアイギスが守ったが、その際に一時的にジャケットの機能を失ったまま宇宙空間に放り出されてしまった。
空気の有無、気温・気圧もそうだが地上では受けない過度の放射線を受けている可能性があり検査の為に入院措置が執られていた。
なのは本人は元気だったので翌朝目覚めたら直ぐに戻るか魔法の練習を希望した。
しかし…
「【嘱託魔導師 高町なのは 再三の命令無視により1週間の謹慎を命じる。違法渡航対策本部長レティ・ロウラン】」
翌日、フェイトとはやてがお見舞いで持って来たものが先の事件の対策本部長だったレティからの謹慎通知書だった。
「命令無視で謹慎って…ええっ~!」
「という訳やからレイジングハートも暫く没収な。まぁ修理中やから謹慎中は返ってこんやろうけど。あと謹慎中に魔法使ったら更に延びるから注意してな。」
「えっ!? ウソっ! シャーリーから明日には直るって」
「修理出来ても帰ってくるのは1週間後やね。」
思いっきり狼狽えるなのはを見て苦笑いするフェイトとはやて
「ど、どうして?」
「どうしてって…なぁ…フェイトちゃん」
はやてはヤレヤレといった顔でフェイトに続きを促す。
「うん。なのは、事件中だったからみんな何も言わなかったけどいくつ違反してたかわかってる?」
「いくつって…そんなに命令無視してないよ。」
「え~っと、パイルスマッシャーを勝手に放棄して、建造物の近くで集束砲を2回も使って、勝手にレイジングハートの改造プランを作って、副作用でどうなるか判らんフォーミュラーを勝手に取り込んで、建造物付近でブラストカラミティを使って、とどめに現場指揮官のクロノくんの命令無視して空に上がった…くらい?」
はやてが片手で足りず両手の指で数えながら言う。
「理由も気持ちもわかるけど本部でちょっと勝手にさせすぎてるって問題になってるんだって。だから退院するまで謹慎。」
後で考えても現場の判断と言えば納得せざる得ないところもあるし、レイジングハートの改造プランはなのはの意を汲んではいるけれどシャーリーとレイジングハートが考えたもので、ブラストカラミティはフェイトにも責任があるのだけれどそこはそれ、
【無茶をしたなのはを強制的に休ませる】
という全員の意見が一致し彼女に全部の責任を被せたのだ。
「『後々影響しないようにはするからしっかり処分を受けなさいって』レティ提督からの助言な。折角の休みなんやからしっかり休めばいいよ。その間に夏休みの宿題も出来るし♪」
「そんなぁ~…」
なのははガクッと肩を落とす。
「アミタさんやヴィヴィオちゃんも同じなのに…あっ!、フェイトちゃんだってフォーミュラー使える様になってたよね? 私だけなんて…」
「私は先にリンディ母さんに許可を貰ってからしたよ。勝手にはしてない。」
頬を膨らませて「ずるい~っ」と不満を言う彼女が可愛くてクスッと笑う。
「なのは、あきらめよう。ヴィヴィオは現地協力者で民間人、違反してても処分されないしアミタさんもまだ入院してるけど明日には退院、でも事件の聴取があるから暫くここからは出られない。キリエさんとイリスも同じ。」
「……でも、折角の夏休みなのに練習出来ないのは辛いよ~」
まだ幼い駄々っ子の様に言うなのはにフェイトとはやては苦笑いしながらも、いつも何処かで張りつめていた雰囲気が無くなった気がした。
フェイトとはやてがなのはの見舞いに行っていた頃、ヴィヴィオとアリシアは月村家に来ていた。
事件後、聴取の体制が整う迄シュテル、レヴィ、ディアーチェ、ユーリの4人は月村家に身を寄せていると聞いたからだ。
「へぇ~みんな仲良しなんだ。1番偉いのはだれ?」
「にゃ~」
「すずかじゃなくてみんなの中でだよ。じゃあ1番強いのは?」
「にゃー」
「のえる? あ~っだから人間じゃなくてっ!」
部屋の中でお茶を飲んでいるとテラスの近くでレヴィが猫と話しているのを聞いた。
「クスッ、レヴィは楽しいね。まるで猫とお話しているみたい。」
「本当、猫もレヴィの言ってること判ってるんじゃないかって思うよ。」
私がアリシアと揃って笑って言うと、隣で一緒にお茶を飲んでいたシュテルとディアーチェが何がおかしいのかと怪訝な顔をする。
「ええ、話していますね。」
「あやつ達の会話は我もわかるぞ? 我等は元々が猫だからな」
「はい。とっても仲良しだったんですよ。」
子猫と戯れていたユーリも言う。
何か変な言葉を聞いた気がしてアリシアと顔を見合わせる。
「…アレ? 私、何か変な事聞いた気がするんだけど…」
「ディアーチェ、みんなが猫だったって…」
「ああそうだ。」
「シュテルとレヴィも?」
「はい、我等3人…元は3匹の子猫ですね。」
「「うそぉぉおおおおっ!?」」
椅子から立ち上がって驚く。
そう、私とアリシアは夜天の書の力となのは達のデータが組み合わさって3人が生まれたと思っていたからだ。
まさか猫だったとは…。
「イリスも知ってますよ。エルトリアで弱っているところを保護したんです。」
「…あ~、だからユーリを助ける時にシュテルが『我等の主を』って言ってたの紫天の主っていう意味じゃなくて飼い主って意味だったんだ…。今納得した。」
座りながらも納得するアリシア。
「猫…だったんだ…」
余りにも予想外過ぎて私は驚きからなかなか元に戻れないでいた。
事件から2日後…ヴィヴィオとアリシアは八神家の1室を借りてあることを進めた。
「なんかいっぱいウィンドウが開いてて、何をしてるんかさっぱり…」
はやてとリイン、ヴィータが何をしているのかと覗きこんだ事があったがウィンドウがいっぱい並んでいたらしい。
2人は食事やお風呂等の時等の用事がある時以外部屋から全く出てこなくなった。
フェイトがアリシアと話をしたいと八神家を訪れたが
「今は忙しいの。部屋の中も見ちゃだめだし入ってこないでね。」
と言われて肩を落としていた。
それでも時折部屋から出てきたヴィヴィオとアリシアと短い時間でも話したいと思い、フェイトはなのはの見舞い後に毎日訪れていた。
そして…10日後
~コメント~
ユーリ救出戦でヴィヴィオが戦ったことでディアーチェがトリニティにならなかったのでこんなフラグが生まれてました。
ヴィヴィオ達が何をしているかは…次話でわかります。
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