第01話「真実を知るとき」

「こんにちは、はやて」
「フェイトちゃん」

 はやてが病室のベッドで本を読んでいるとドアがノックされた後フェイトが入ってきた。

「入院って聞いたけれど、大丈夫?」

 心配そうにこっちを見る彼女。どうも入院したという話は聞いていても事情までは聞いていないらしい。

「心配してくれてありがとな。入院って言うても検査入院やしみんな揃って私を休ませようってしただけなんよ。」
「そ…そうなんだ。良かった…私、てっきりはやてがなのはの時みたいに怪我しちゃったんだって思って…」
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第0話「終わりの始まり」

「…本当にいいの?」
「構わん。」

 目の前の彼女が頷くのを見てヴィヴィオはそれ以上言えなかった。



 色々あった闇の書事件の記録映像撮影が終わってから数日後、ヴィヴィオはプレシアの研究施設へとやって来ていた。
 その理由はというと撮影中にあった事件で併行時間、異世界から来て貰った闇の書のマテリアル達、シュテル、レヴィ、ディアーチェ、ユーリを元の世界へ送る為だったのだけれど…

「我らは暫くここに滞在する。帰る時になれば呼ぶ。」
「はい、その時はよろしくお願いします。」
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