第44話「巣立つ雛鳥」

「ただいま~、ヴィヴィオ来てたんだ。」

 大人ヴィヴィオ達の話を聞き終えて部屋から出たところでアリシアが帰ってきた。隣で手を繋いでいたチェントがヴィヴィオを見て一瞬眉を細め手を離してプレシアの部屋へと駆け込んでしまった。その様子に2人揃って笑う。

「おかえり、アリシア。」 
「平気?」
「うん、なんとか…。それよりフェイトママから話聞いたよ、コラード先生の研修受けるんだって?」

 
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第43話「存在矛盾」

 大人ヴィヴィオが異世界から持ち帰ったアンドロイド型デバイスCW-ADXアーマーダイン ラプターのデータ。それには存在矛盾があるらしい。
 プレシアはヴィヴィオ達の前に立って話し始めた。

「ラプターに併せて関係しそうな技術を考えましょう。」
「インテリジェントデバイス、あなた達にも馴染みがあるわね。使用者と会話し意思疎通出来るデバイス。」
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第42話「異世界との差違」

 翌朝プレシアがキッチンに向かうと、そこには大人アリシアとチェントが朝食を作っていた。
 2人並ぶ様子を見て頬を緩ませる。きっと数年後、こちらでも同じ様な光景を見られるのだろう。
 足下にやってきたリニスにアリシアを起こしてくるよう小声で言った後、キッチンに入った。
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第41話「アリシアの役目」

「ただいま~なのはママ、フェイトママ」

 なのはとフェイトがキッチンで夕食を作っていると玄関からヴィヴィオの声が聞こえた。

「ヴィヴィオっ…えっ!?」
「おかえり~、キャッ!」
「た、ただいま…でいいのかな? こんばんは」

 2人でお出迎えしようと出て行くと、ヴィヴィオの隣に大きいヴィヴィオが会釈していた。
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第40話「転移の責務」

「ヴィヴィオ…起きなさい、ヴィヴィオ…」
「ん…ママ…?」

 額に当てられた暖かい手が何だか気持ちいい。
 きっと私が朝になっても起きてこないからなのはかフェイトが起こしにきたと思いながら重い瞼を開く。
 しかしそこには誰も居らず暖かく感じていた額も特に変わった感じがない。

「んっ…」

 起き上がろうとする。でも体が酷く重い。

「ここは元の部屋?…どうして?私…!!」




  
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