第8話 「木霊する響き」

『明日家に遊びに来ない? 2人とも絶対ビックリするよ~♪』

「なのはからのお誘いメール。すずかどうするの?」

 なのはからメールを受け取ったアリサ・バニングスは同じメールを受けた月村すずかと電話で話していた。

『明日はお昼過ぎに練習終わるからその後行こうかなって。アリサちゃんは?』
「私? そうね~私もすずかに合わせるわ」
『私からなのはちゃんにメール送るね。なのはちゃんがビックリするような事って何かな?』
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第7話 「かなり暇なアースラ勤務日誌」

「今朝も何事もない平和な朝でした。と…」

 時空管理局執務官補佐エイミィ・リミエッタはアースラのチェックをしながら結界展開の準備をしていた。
 なのはとフェイト、はやてと守護騎士一同、1部隊の戦力リミットを軽く超える魔導師・騎士達にとってアースラのトレーニングルームは小さすぎるらしく、訓練用の結界を海鳴市上空か沿岸に張るのが日課になりつつあった。
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第6話 「金色の朝と桜色の夜」

 翌朝、陽も昇りきらぬ内に起きたヴィヴィオはなのはと一緒に登山道付近の広場に来ていた。その場所はヴィヴィオも覚えがあった。
 前にヴィヴィオが来たジュエルシード事件時に魔法の練習を一緒にしていた場所で、フェイトと戦った場所。
 なのははあの時からずっと練習を続けている。

「なのは、今はどんな練習をしてるの?」
「朝は操作系、砲撃とか模擬戦すると疲れちゃうから。ヴィヴィオに言われた事ちゃんと守ってるよ」

 ユーノが管理局に行ってからもその辺は心がけているらしい。ヴィヴィオも同じ様な練習をしていたから一緒に練習できると思い
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第5話 「過去からのメッセージ」

「なるほどな~。時間移動出来る能力か、いいな~私も欲しい」

 八神家のリビングで一息ついたヴィヴィオは隠すのを諦め、なのはやはやて達にここに来た理由を話した。
 図書館前で気を失ったのフェイトはここまでリインフォースに抱えられ、今ははやてのベッドで眠っている。

「ざふぃーらおおきい、あったかーい、ふわふわ~♪」
「主はやて…」
「ザフィーラごめんやけどその子の相手暫く頼むな」
(私もザフィーラにはよく遊んで貰ったなー)
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