第8話 「それは大いなる危機なの」

「そんなに遠くない。あっちの方向」
「うん、レイジングハートお願いっ」
【Standby Ready Setup】

「なのは~ヴィヴィオ~お散歩行くの? 車には気をつけて・・・あら?声が聞こえたと思ったんだけど・・・」

 桃子がキッチンから顔を出した時、もうそこには2人と1匹の姿は無かった。
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第7話 「4人目の魔法使いなの!?」

「私に無茶しないでって言ってて、ヴィヴィオの方が無茶してるっ!」
「なんて危ないことを・・・」

 治癒魔法をかけて貰った後、なのはとユーノの2人が声を揃えヴィヴィオに怒った。

 病院へなのはを迎えに行って、その足で家に帰ったヴィヴィオ達。
だが、その途中でなのははヴィヴィオが左手を庇っているのに気付いた。
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第6話 「わかり合えない気持ちなの(後編)

「なのは・・大丈夫?」
「ここは?・・・そっか・・私・・」

 フェイトとの勝負が決して2間ほど経った頃、客室のベッドでなのはは目覚めた。
 心配そうに見つめていたすずかとアリサも安堵の息をつく。

「なのはちゃんごめんね。それに・・ありがとう、アイを助けてくれて」

ニャーとすずかに抱かれて鳴く子猫を撫でながら

「良かった。本当に・・・良かった。すずかちゃん、アリサちゃんごめんね心配かけて」

 元気は無いけれど、それでも受け答えがはっきりしているのでヴィヴィオもホッと一息ついた。
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第5話 「わかりあえない気持ちなの(前編)」

「いらっしゃいませ♪」

 海鳴温泉への旅行も終わり、ヴィヴィオの日常も平穏を取り戻していた。

「ヴィヴィオ~レジお願い~」
「は~い♪」

 でも、旅行前とほんのちょっと変わっていて

「ヴィヴィオありがとう。もうすぐランチタイムも終わるからお昼は一緒に食べような」
「うん」

 ヴィヴィオと士郎・桃子の距離がちょっとだけ近づいていた。
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