第03話 「交差する世界へ」

「ヴィヴィオ、心の中で魔導書に問いかけて下さい。『交差の軸になる時間はどこか?』と。その時見えたイメージが交差する原因となる世界です。」

 言われた通り刻の魔導書を持って目を瞑り心の中で問いかける。

『こことぶつかる時間はどこ? 交差の軸になる時間はどこ? お願い、教えて…』

 見えて来たのは砂漠、人影が3つある。
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第02話「原因はヴィヴィオ?」

「魔力色が変わるというのは面白いですね、魔力コアというものは」
「出来たらいいなって思ってるだけなんです。でも、プレシアさんが言うには試した事は無いけれど属性が無いから好きな色に変えられるんじゃないかって。」

 その夜ヴィヴィオはオリヴィエに学院であった事を話していた。
 学院でヴィヴィオが下級生に教えた話を彼女は嬉しそうに聞いている。元々彼女が来なければこういう事にもならなかったと最初は恨みもしたが今はもう無い。
 初めて魔法が使えた時の喜び、あの感動を得られる手助けになるならという思いが強くなっている。

 
 
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第01話「それぞれの世界で」

「いらっしゃいませ、…あなたでしたか」

 カランカランとドアベルの音がなって少女が笑顔で振り返る。だが鳴らした者の姿を見た後元の表情に戻ってしまった。

「えーっ、折角来たのになんだよ~っ」
「では…ありがとうございました。またお越し下さい。」

 再び営業スマイルでお辞儀をする彼女に

「いきなり追い出すのっ!? なのは~シュテルんが虐める~」
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