第42話「希望」(最終話)

「…白衣の様にも見えますが…ここに避難して隠れて出られなくなった当時の研究スタッフでしょうか…」

 人骨を見るのに慣れているのかアミタは近づいて見る。だがヴィヴィオは本や資料でしか見たことがなく、怖くて彼女の背にすら近づけなかった。
 あえて目を逸らそうと部屋の反対側の隅にあった机を見つける。
 そこで呼ばれた意味が判った。

「これ…夜天の書のページだ…」 

 ベルカ文字で書かれた紙片、千切れた風にも見えないからまるまるの1ページらしい。微弱に放たれる魔力を感じ取った。
 何て書いてあるのか読もうと紙片を手に取ると、机の上にウィンドウが現れた。
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第41話「刻の護り人」

「ただいま~。久しぶりの我が家だね~」

 正月からの4連休を過ごしたヴィヴィオとなのは、フェイトはミッドチルダの自宅に戻ってきた。
 今頃アリシアやはやて達も同じ様に家に着いた頃だろう…。 

「なのはママ、フェイトママ…ちょっといい?」

 リビングで一息ついていた2人に話しかけた。
 
 先日行っていたエルトリアで考えていた事があった。
 戻って来てからの休日中も色々考えて色々調べていたこと。その話を聞いて


 
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第40話「長女的存在の再来」

「ただいま~」

 海鳴市の案内を終えて私達が帰るとなのはとフェイトが出迎えた。用事は思ったよりも早く終わったらしい。

「おかえりなさい、寒かったでしょう?」
「イクス様、町はいかがでした?」
「とても素敵でした。でもお休みしている所が多かったので少し残念でした。」
「駅前や神社の近所以外は今日はお休みですね。4日になれば開いていますよ。」
「では最終日の楽しみに取っておきます。」
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第39話「王の意味」

「ヴィヴィオ、アリシア、用が終わりましたらこの地を案内して下さい。」

 昼食後、食器を洗うのを手伝っていた私達にイクスが言った。       
 さっきまで彼女はチェントの話を楽しそうに聞いていて私も会話に耳を傾けていた。
 本当に楽しい学院生活を送っているらしい。でもチェントの姿が見えないので辺りをキョロキョロと探す。

「チェントはプレシアと雪遊びをするそうです。ミッドチルダでは降ってもここまで積もりませんし」

 庭には雪が残っているから色々作って遊ぶらしい。

「町の案内だよね、いいよ。でもイクス、その服じゃ…寒くない?」

 彼女の服はハイネックのフリースとフレアのロングスカート。部屋の中は暖かいけれどそのままだと流石に寒い。

「平気です。外出用の服も持って来ました。」
「まさか…シスター服じゃないよね?」
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第38話「贈り物の末路」

「………」
「………」
「また…凄いとこに行ってたんやなぁ~」
「全く…無茶をして…」

 正座をさせられた私達は異世界での事件の事を話すと4人は心配半分呆れ半分といった顔をされた。

「ねぇヴィヴィオ、アリシア、事件に巻き込まれたって気づいた時にどうして教えてくれなかったの?」
「姉さんもヴィヴィオに言えたよね? 1度帰って相談しようって」
「……ごめんなさい。」
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第37話「冥王の休日」

「っと、やっと着いたよ~」

 トンっと降り立ったのはミッドチルダにある我が家、ようやく着いたとふぅっと息をつく。

「凄い遠回りしちゃったね。何しに戻って来たんだったっけ?」

 アリシアも苦笑いする。

「え~っとなのはママから忘れ物…思い出した。フィアッセの端末を取りに来たんだった。何処にあるのか聞かないと」

 なのはに通信を開こうとすると
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第36話「Two Weeks Later ~それから~」

 ヴィヴィオ達が海鳴市から去ってから2週間が過ぎた。
 管理局本局ではまだ事件の事後処理や裁判の準備等で慌ただしかったけれど、現場となった海鳴市はいつもの日常に戻っていた。
 そんな中、なのはとはやては一緒にハラオウン家に来ていた。
 八神家では賑やか過ぎて3人で落ち着いて話せないのと…全員が入院や聴取、事件の後片付けに奔走していたこともあり、夏休みの宿題を既に終えたアリサとすずかに追いつく為の勉強会でもあった。
 
「終わった~! 私が1番やね♪ ヴィヴィオちゃんとアリシアちゃん、今頃何してるんやろな~。」
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