第04話「私の可能性VerV」

「人気者は大変だね~♪」

 ヴィヴィオは息を整え少し乱れた髪を直しながら自分の席にバッグを置いてアリシア達の所へ行く。

「ねぇ…最近また増えてない?」

 1番多かったのは映像が公開されて1週間位経った頃。私はジュエルシード事件の映像でアリシアに集まる生徒達を見ていたけれど私が演じたはやてさんの出番は多くても魔法も戦闘シーンも少なかったし、またアリシアがもみくちゃにされるのかなと思っていた。
続きを読む>>

第03話「私の可能性VerA」

 教室で授業の準備が出来た頃

「ごきげんよう~」
「あい変わらず早いね~」

 クラスメイトのリオとコロナが入ってきて私に声をかけた。
「ごきげんよ~、あれ? ヴィヴィオは?」

 一緒に登校してきていると思っていた彼女が見当たらない。私が聞くと彼女達は苦笑いしつつ答える。

「あ~…」
「前で捕まってる。」

 どうやら私が着いた時よりも待っている生徒が増えていて、彼女は相手をしているらしい。
  
「おはよ…やっとついた…」
続きを読む>>

第02話「新しい朝 VerV」

「むにゃ…」

 ミッドチルダ首都クラナガンから少し離れた所にある住宅地、その中にある家の2階にある1室にあるベッドがもぞもぞと動いた。

【Good morning.Master】
「ふぁ~…おはよ…Rhd。ん~っ!」

 ベッドから降りて背を伸ばす。こうして私、高町ヴィヴィオは目覚めた。

 私の朝は陽が昇る少し前に始まる。
 外はまだ寒いけれどこの寒さは私の寝ぼけていた頭を覚ますのに十分だった。
続きを読む>>

第01話「新しい朝 VerA」

 夜の暗闇がもうすぐ朝日によって消されていく時間、ミッドチルダの中央部から少し北にある閑静な住宅地、その中のある家のある部屋のベッドがもそもそと動き始めた。 
 シーツが動いて起き上がった少女はまだ眠いのかその後暫く微動だにしなかったがやがて…
  
「ふぁ~…おはよ…」

 ベッドから降りた。
 これが私、アリシア・テスタロッサの1日の始まりだ。

 起きる時間は以外と早い。夏であれば朝日が昇る頃、冬であれば昇る前に起きている。
 元々私は朝が弱くて去年の今頃はまだ温々とベッドの中で夢を見ていたに違い無いし、その後も家族が起こしてくれるまで起きなかった。


 
続きを読む>>
1/1