第14話「3人の強さ」

「さてと…どんな歓迎してくれるか楽しみだね♪」

 楽しそうに言うパートナーに対して私はため息をついた。

「う~…私はまた怒られそうな気がするんだけど…」

 見えてきた特務6課に行くのが今更ながらにヴィヴィオは憂鬱になっていた。


 私達の目的はこの世界にあるレリック片とNo10のジュエルシード。両方とも遺失物管理部の保管庫あるのは知っている。
 最初は空間転移で行って持ち帰っちゃえばいいと考えていたけれど、そうすると後で予想外の問題が起きそうな気がする。何故なら2つともここの私達に深く関係しているからだ。
 だったら逆にこっちの母さん達に話をして正式に貰える手続きをしてみようと言うことになった。最悪ダメと言われたら少し前に移動して最初の考えを実行すればいい。
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第10話「マテリアルからの風」

「幾らあなた達が優秀な局員だからと言って…」
「クロノ提督ではありませんが、組織には守らなくてはならない規律というものが…」
「ヴィヴィオもアリシアも局員であって聖王教会にも…」

 管理局装備部の1室でヴィヴィオはただひたすら彼女の説教を受けていた。
 目の前に居るのはマリエル・アテンザ。私達のデバイスの基礎設計をしてくれた1人で私や母さん達にとって頭が上がらない人の1人。
 かれこれ30分…何故私が彼女の説教をひたすら受けているかと言うと、アリシアから頼まれた修理部品を貰う為だ。

(やっぱり…こうなっちゃうよね…)
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第07話「1つの可能性」

『アクセルシュートッ!』

 虹色の球体がそれぞれ意思を持ったかの様に飛び出す。
目標は正面、少し離れた所に居る女性、しかし…

『動きが単調すぎです。放った後止まっては只の的です。パイロシューター』
『!!』

 彼女が放った赤い球体に虹色の球体は全て消され、そのまま回り込まれて

『きゃぁああああっ!』

 直撃して爆発した。

『まだまだですね…』
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