第06話「レアスキル」

『なのは、ちょっといい?』
「ユーノ君、どうしたの?」

 闇の書事件映像化の打ち合わせを終えてミッドチルダへ帰ろうとしていた時、なのはの端末にユーノが連絡してきた。

『うん…この前借りたレリック、そろそろ返さなきゃいけないんだけど…いいかな?』
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第05話「少女、八神はやてについて」

「…まだ秘匿情報になってるものもあるからみんなには秘密な…」

そう前置きしてからはやては話し始めた。

「ヴィヴィオを私役に選んだ理由は…そやな…私と似てるからかな…」


 はやては幼少期にある事故に巻き込まれ両親を失った。
 その時彼女も巻き込まれていたのだが幸か不幸か既に闇の書の主として資質を持っていて彼女だけが生き残ってしまった。
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第04話「彼女の責務」

「アリシアごきげんよう」
「ごきげんよう、リオ」

 登校中のアリシアにリオが声をかけた。
 リオと一緒に談笑しながら歩いていると何やら校門前が騒がしい。

「なんだろう?」

 校門辺りに生徒が集まっている。
 歩みを速めて集まっている中に入る。見ると1台の車が校門付近に停まっていた。
黒塗りで中が見えないようになっているから皆気になるのだろう。
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第03話「最重要指定人物、高町ヴィヴィオ」

『アハハハハハハっ、ヴィヴィオははやて役? 全然似てねぇじゃんか♪』
『まさかそんな話になっているとはな。』
「笑い話じゃないよっ!!」

 ヴィヴィオがプレシアの研究施設で巡教中のイクスと通信を繋いだところ、近くにいたヴィータとシグナムが話に乗ってきた。ヴィータがモニタ向こうでお腹を抱えて笑っている。
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第02話「私がですかっ!?」

「ヴィヴィオまたね~♪」
「アリシアもバイバ~イ♪」
「また明日」
「ごきげんよ~」

 冷たかった風や日差しに温かさが含まれてきた季節、ヴィヴィオはアリシアと共に初等科3年生から4年生へ進級した。
 神様への祈りが通じたのかクラス替えでは2人一緒のクラスになった。手を取り合ってヴィヴィオ達は喜んだ。
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第01話「八神はやてについて」

 ある日八神はやてのもとに聖王教会の騎士カリムから1通のメールが届けられた。
 イクスヴェリアが目覚めたというのだ。
 休憩中にそのメールを読んだものだから驚きのあまりお茶を吹き出し、目の前にいた小さな司令補は全身にお茶を滴らせるという悲劇にみまわれた。

 イクスヴェリア、古代―聖王統一戦争時代のガレア王。昨年起きたマリンガーデン大火災で発見された少女。彼女は不死を含め現在の技術ではなし得ない幾つかの能力を持っている。
 長い眠りの中で予定のない目覚めをした彼女は体内の機能不全を起こしていて、今の技術力では治す事が出来ず次に目覚めるのは早くて百年か千年後と診断されていた。
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第00話「丘の上の少女」

 緑香る風が少女の水色の髪をすく用に流れていく。

 少女は膝の上で分厚い1冊の本を広げ懐かしむ様に眺めて頁をめくっている。


 遠く広がる世界の中、これは小さな星の小さな国で起きた事件のお話。
 私は事件をこの目で見たわけではありませんが、私の家族や大切な人達がたくさんのことを教えてくれました。
 はじまりは2年前の6月のこと…



「カット…はい、OKで~す。」

その声が聞こえると本を閉じて立ち上がり

「ありがとうございます。お疲れさまです~♪」

少女―リインフォースⅡは笑顔で答えた。



 始まりはいつも突然。

 慌ただしく続いた日々も終われば懐かしさに変わっていく。

 でもそれ以外に得るものもある。

 出逢い、別れ、喜び、悲しみ、怒り…

 それらを通して得たものは何も知らなかった少女に考えさせ答えを導かせる。

 これはそんな少女達が得た記憶の物語


~コメント~
 もし~の世界に行ったら? ASシリーズではヴィヴィオが色んな世界に行きました。
 泣いたり笑ったり悲しんだり怒ったりといろんな事件に巻き込まれながらヴィヴィオはちょっとずつ成長していきます。
 Again3で0話に彼女が…ということは今回はあの事件が舞台です。
 毎週更新していきたいと思いますのでお付き合い下さいませ。
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